「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
ちせのボディペイントとゴルドバーン
映画「グリッドマンユニバース」にてちせのボディペイントがアカネの力で具現化し、強化されたゴルドバーン。
これにてグリッドマンはダイナレックスと合体するに至ります。
ゴルドバーンの強化を実際的に行ったのはアカネですが、ちせの絵の才能とその絵を身体にに直接描く信念が実を結んだ展開と言えます。
「SSSS.DYNAZENON」においてもちせはダイナゼノンを蓬達のようには操縦せず、間接的に戦いに貢献しましたが、映画でもそのスタンスが反映されています。
解説
ちせの絵の才能
映画「グリッドマンユニバース」では学園祭の準備段階でちせの絵を描く才能が描写されており、これは後の展開の伏線・事前描写と言えるでしょう。
一同が自身の記憶を頼りに稚拙なグリッドマンを描く中、一人だけ繊細なタッチでデッサンのようなグリッドマンを描くちせ。
その技術に裕太達も感心します。
「SSSS.DYNAZENON」にてちせの左腕は最初は蝶の模様、最終決戦後は(ゴルドバーンを意識した)竜の模様となっています。
グリッドマンユニバースでのちせの腕の模様はまたそれらとは違ったもののように思えます。
タトゥーではなくボディペイントであるため一定期間後は消えていくでしょうし、比較的気軽に(本人の気分で)書き変えているのかもしれません。
ダイナゼノンの元ネタ
ゴルドバーンの強化により、ダイナレックスと合体したグリッドマン。
原作である「電光超人グリッドマン」における「キンググリッドマン」を彷彿とさせます。
キンググリッドマンとは原作においてグリッドマンがティラノサウルス型のアシストウェポンである「ダイナドラゴン」と合体した姿です。
この「ダイナドラゴン」は「ダイナレックス」の元ネタであると考えられます。
「SSSS.GRIDMAN」では、原作のグリッドマンおよびアシストウェポンが合体した「サンダーグリッドマン」を元ネタとする「フルパワーグリッドマン」が登場します。
そして「SSSS.DYNAZENON」にて「ダイナドラゴン」を元ネタとする「ダイナレックス」の登場。
「カイゼルグリッドナイト」にてある意味「キンググリッドマン」を活かした展開は達成できたとも言えますが、
映画「グリッドマンユニバース」にてグリッドマンが組み合わせの妙とも言える複数の合体形態を披露したのは視聴者の期待を満たした展開と言えるでしょう。
参考資料