アニメ「【推しの子】」の劇中劇、
「東京ブレイド」関するページです。
鞘姫(さやひめ)とは?
刀を抜けば血が流れる。
ですが……
戦わねば守れないものもあるのでしょう。
合戦です。【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用
舞台「東京ブレイド」にて黒川あかねが演じた「鞘姫」。
鞘姫は渋谷クラスタを束ねる(おそらく鬼と人間の)混血の女性であり、傷移しの力を持つ盟刀の契約者です。
登場人物の解説
人物像
刀鬼と許嫁の関係性である鞘姫。
本来は争いを好まないため抗争の中での葛藤が描かれます。
つるぎとの対峙シーンにて鞘姫が混血であることが言及され、「東京ブレイド」における鞘姫の境遇が想像できます。
人と鬼の混血である鞘姫は、(ブレイドを除く)他のキャラのような角がありません。
おそらく鬼を束ねる存在でありながら「純血」でない鞘姫は、理不尽な差別やそれによる劣等感を持って育ってきたのでしょう。
それでもなお渋谷クラスタを束ねる鞘姫。
そこには鞘姫なりの信念や覚悟が想像できます。
刀鬼の忠誠心には、そういった鞘姫への理解が関係しているのかもしれません。
能力
舞台終盤にて、刀鬼をかばい瀕死の重傷となった鞘姫。
さらにその背景には「傷移し」の力を持つ鞘により周囲の人々の傷を一手に引き受けたことが判明します。
しかしながら、ブレイドとツルギが刀を鞘におさめることで、鞘姫は一命を取り留めます。
このあたりの理屈・詳細は明言されませんが、予想としては傷移しの能力によって鞘姫の傷を全員で少量ずつ分散して請け負ったといったところでしょうか。
つまりブレイド・ツルギが言った「鞘の本来の使い方」とは、誰かに傷をなすりつけたり自分が傷を負って犠牲になるのではなく、「傷があればそれをみんなで分け合って支え合えるための能力」という意味ではないでしょうか。
東京ブレイドの解説
参考資料