野原ひろしの幸せに関する名言|クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」に関してネタバレを含みますのでご了承ください




野原ひろしの幸せに関する名言

 俺の人生はつまらなくなんかない。
 家族がいる幸せを、あんた達にも分けてあげたいくらいだぜ

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(Abema TV)より引用

 名作と言われるオトナ帝国の感動シーンと言えば、「ひろしの回想」と「タワーを上るしんちゃん」がツートップだと思います。

 しかしエレベーターにしがみつくひろしのシーンも負けず劣らず名シーンだなぁと思います。
 「俺の人生はつまらなくなんかない」と言い切るひろしに、勇気づけられた人も多いはず。



解説

家族の大切さを思い出したひろし

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(Abema TV)より引用

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(Abema TV)より引用

 しんちゃんのはたらきによって子供から大人に戻れたひろし。
 このひろしの回想はほんと名シーンですよね。

 このときのひろしの涙は、過去を懐かしむ気持ちと、家族に対する愛情が混ざったゆえに流れる「大人の涙」なんだと思います。

 このシーンがあるからこそ、その後のエレベーターのシーンの深みが増します。


オトナ帝国のメッセージ

ケン「戻る気はないか?」

ひろし「ない! 俺は家族と一緒に未来を生きる」

「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(Abema TV)より引用

 ケンの勧誘をきっぱり断るひろしがカッコイイ。

 また、大人であるひろしの口から決意のこもった「未来」という言葉が出てきたこのシーンは、本作における重要なターニングポイントだと思います。

 本作は「大人VS子供」というかたちで「過去VS未来」を演出しています。
 当然しんちゃん達子供は懐かしむ「過去」がないので未来を望みます。

 この対立構造において大人側であるひろしから「未来」という言葉が出たことで、はじめて「過去がありながらも未来を選ぶ人物」が現れるわけですね。

 大人になってしまったひろし達には、しんちゃん達のような「子供であるがゆえに描ける未来」はないかもしれません、しかし「家族と一緒に生きる未来」というひろし(大人)なりの新しい未来を見つけます。

 この「自分なりの新しい未来を見つける」ということが「オトナ帝国の逆襲」という作品の最終的なメッセージなのかなと思います。

 だからこそケンとチャコは、最終的には命を落としたり捕まったりしないで、どこかに二人で行く結末になったのかなと。
 過去に戻るのではなくケンとチャコも二人なりの新しい未来を見つけるためのエンディングを迎えたのではないでしょうか。



参考資料