黒川あかね・有馬かなの過去|【推しの子】第18話「太陽」解説

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黒川あかね・有馬かなの過去

【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用

 幼少期のあかねとかなの対面、あかねがかなを執拗に敵視する理由がわかる第17話。

 視聴者目線ではてっきり天狗になっていた「傲慢なかな」にあかねが幻滅したと思いましたが、実際はアクアと共演した後の「挫折したかな」と対面していたことがわかります。

 思ったよりもかなに非はなく、むしろ気の毒なすれ違いと言える2人の過去。



シーンの解説

劇団に入るあかね

【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用

 かなに憧れて(両親の勧めもあり)劇団に入ったあかね。

 このときはまだ劇団「ララライ」ではなく「あじさい」という劇団であった様子。


【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用

 そしてあかねのショートカットと帽子はかなに憧れての模倣であったことがわかります。

 しかしこのあとかなに会って幻滅し、帽子は被らなくなった様子。
 髪も1期まではショートでしたが2期からはロングに。

 あかねが髪を伸ばしたのは鞘姫の役作りの影響もあるかもしれません。
 しかし鞘姫の髪の長さには足りていないので、おそらくはかなに対する思いの変化のほうが大きいと言えるでしょう。


あかねとかなと初対面

【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用

 オーディションはすでにかなの合格が決まっている出来レース。
 関係者がそのことをうっかりしゃべってしまい、業界の理不尽さを知るあかね。
 一方でかなは事情をすでに知っていたのか、あるいは知っても驚かないほど業界の闇を見てきたのか。

 時系列的にすでにアクアと共演し挫折をしているかな。
 最も自分に自信が持てない時期にあかねと対面します。


かな「いい演技する子役より、
 有名な子役を使うほうが視聴率が取れる。
 だったらそっちのほうがいいでしょ!?
 演技なんてどーでもいいの!」

あかね「違うよ……
 違うでしょ?
 かなちゃん、本当はそんなこと思ってないでしょ?
 演技がどうでもいいなんて。
 だってかなちゃんは」

かな「わかったようなことを……
 なによ、その帽子!
 馬鹿みたい。
 私はあんたみたいなのが一番嫌い!
 私の真似なんかするな!」

【推しの子】 | 第2期 第18話 太陽(ABEMA)より引用

 芸能界の闇を知りながらも懸命にしがみついているかなにとって、あかねの言葉は「何も知らない人間の綺麗事」に聞こえても仕方ないでしょう。

 「私はあんたみたいなのが一番嫌い」はおそらく、かなにとって過去の自分を見ているような気になるからでしょう。

 「私の真似なんかするな」は、「私みたいになるな」という意味も一部含んでいるのかもしれません。



本編の解説

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参考資料

 
 

 
 

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