「薬屋のひとりごと」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
猫猫のそばかす
花街で育った猫猫(マオマオ)は(人攫いなどに対する)自衛として、そばかすの化粧であえて容姿を悪く見せています。
しかしながら妓女であった鳳仙(フォンシェン)の娘であることを考えると、持って生まれたもの自体は悪くないことが予想できます。
解説
猫猫の化粧
そばかすをはじめとした化粧で、故意に容姿を悪くしている猫猫。
その技術を壬氏(ジンシ)にも提供したこともあり、まさに特殊メイクの技術と言えます。
猫猫の美人さ
壬氏のような圧倒的な美しさは描写されないものの、ちゃんと着飾れば人目を惹くくらいのレベルの美人にはなる猫猫。
壬氏もその様子に嫉妬します。
自身が言う通り身長やバストといったスタイルは抜きんでるほどではないものの、総合的に考えれば卑下するほどの容姿ではないのでしょう。
ある意味で猫猫は「醜く」も「美しく」もどちらにもできる容姿であり、それが変装に近いギャップを生みます。
鼻の部分を手で覆うことで、里樹(リーシュ)妃は平時の(そばかすがある)猫猫と化粧をした猫猫が同一人物であることに気づきます。
人はそばかすの有無など特徴的なパーツでざっくりと人を認知していると言えるでしょう。
人の顔を認知できない相貌失認である羅漢。その娘である猫猫が、人の認知をうまく利用して立ち回っているのがなんとも対照的だなと思います。
参考資料