小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
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ウレシノ(嬉野遥)のその後
人間関係のトラブルがきっかけで不登校となったウレシノ。
その後は海外留学の方向で転校を検討します。
また孤城での出来事の翌年である中学2年生の頃に、フウカと再会します。
解説
孤城が消滅したあとのウレシノ
ウレシノ「フウカちゃん、もし向こうの世界で出会ったら」
フウカ「わからないじゃない。
会ったって」ウレシノ「でも、一目で好きになるよ。
きっと」映画『かがみの孤城』より引用
孤城での会話にて、海外留学の方向で転校を考えていたウレシノ。
その後具体的にどうなったかは語られないものの、「アキが喜多嶋先生としてみんなを支えている」という物語の文脈を汲むと、ウレシノも何かしらポジティブな進展があったと考えるのが自然ではないでしょうか。
またアニメ映画「かがみの孤城」は、映画入場者特典のポストカードに登場人物達のその後が描かれています(公開終盤ではこれらがエンドロールでも流されました)。
このポストカードによると、ウレシノが0歳の時代(こころやリオンが21歳)にフードコートで孤城のメンバーと再会し、14歳の時代(中学2年生であり孤城での出来事から1年後)にフウカと再会しています。
ウレシノの恋愛体質と記憶の考察
これは完全に憶測・考察の域ですが、ウレシノの惚れっぽさには、孤城のメンバーの生まれた時代が異なっている点が関係しているのではないかと思います。
孤城での出来事の後、メンバーの記憶は消えた様子がありますが、それでも互いに惹かれ合う感覚のようなものがうかがえます。
喜多嶋先生がこころと再会したときに、手を引っ張ってもらった感覚を思い出すなどはその例でしょう。
一同が再会する「その後」のポストカードでも、フウカに興味を示す0歳のウレシノが描かれています。
こころやリオンが孤城での出来事を経験した後である21歳頃に、ウレシノはまだ孤城の出来事を経験していない0歳であるという矛盾が生じます。
このことから、ウレシノが孤城に来た中学1年生時点で、ウレシノは(こころ達と異なり)すでに0歳の時点で「運命的な再会」を済ませていることになります。
ウレシノがアキ・こころ・フウカに惚れっぽかったのは、単に恋愛気質であるという性格だけでなく、もしかしたら孤城のメンバーに対する特別な感覚がすでに備わっていたからなのかもしれません。
フウカとウレシノはその後に付き合ったのか?
かがみの孤城のその後