小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
孤城のバツ印の伏線
孤城の中にあるバツ印は、孤城が「狼と7匹の子ヤギ」をモチーフとし、鍵の隠し場所がそれに準じているということのヒントになっています。
こころは東条萌の自宅にあった「狼と7匹の子ヤギ」の絵をきっかけにそのことに気づき、孤城から鍵を見つけ出すに至ります。
解説
バツ印の意味
孤城にあるバツ印は、童話「狼と7匹の子ヤギ」にて7匹の子ヤギが狼に襲われた際に隠れた場所を表しています。
童話にて子ヤギ達はベッドや台所など銘々の場所に隠れますが、いずれも狼に見つかり食べられてしまいます。
そして唯一、柱時計の中に隠れた子ヤギが助かります。
かがみの孤城において鍵の隠し場所は時計の中であり、バツ印はこのヒントとなっています。
孤城の謎に気づいたリオンとこころ
オオカミさまの正体は幼くして亡くなったリオンの姉、ミオでした。
孤城はミオが生前所持していたドールハウスがモデルとなっており、「狼と7匹の子ヤギ」はミオが好きだった童話です。
このような背景から、孤城の秘密にリオンは他の6人より早く気づくことができました。
そしてこころも萌の自宅に合った「狼と7匹の子ヤギ」の絵をきっかけに、バツ印が子ヤギ達が隠れた場所と対応していることに気づきます。
孤城で改めてバツ印と子ヤギの隠れ場所を照合するこころ。
そして、唯一子ヤギが狼から逃れられた場所である、時計の中が鍵の隠し場所であると見抜きます。
かがみの孤城の伏線一覧