アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
第12話「いつかの君へ」
おそらく呪術廻戦の第1クールで最も胸が痛む回である第12話。
サブタイトル通り順平は虎杖の働きかけによりかつての優しさを取り戻しますが、非常に悲しい結末。
あらすじ・名言・解説
猪野琢真と伊地知さん
七海と行動を共にする、呪術師である猪野琢真(いのたくま)。
私達の仕事は人助けです。
その中にはまだ、君達学生も含まれます。
私はもう、間違えない。呪術廻戦 第12話「いつかの君へ」(GYAO!)より引用
以前の任務で虎杖が命を落としてしまったことに後悔と責任を感じている伊地知。
こういう、戦闘要員ではい人の信念が垣間見えるシーンもかっこよくて好きです。
順平VS虎杖
毒を持つクラゲのような式神を使う順平。
真人により短期間で強くなった順平ですが、戦闘スタイルは自身は後方にいて式神に戦闘させるオーソドックスな式神使いのスタイル。
虎杖に距離を詰められ劣勢になります。
順平が何言ってんだか、ひとっつもわかんねえ!
それらしい理屈をこねたって、お前はただ、
自分が正しいって思いたいだけだろ。呪術廻戦 第12話「いつかの君へ」(GYAO!)より引用
母を失った絶望と怒りを、無理やり肯定しようとする順平。
それに対し虎杖の核心をついたセリフ。
ごめん、何も知らないのに、偉そうなこと言った。
何があったか話してくれ。
俺はもう、絶対に順平を呪ったりしない。呪術廻戦 第12話「いつかの君へ」(GYAO!)より引用
しかし順平の取り乱した様子から虎杖も冷静になり、順平に寄り添います。
戦いながらも、互いのことを本気で攻撃しようとはしない二人。
順平を利用した真人
順平はさ、まあ、頭いいんだろうね。
でも、熟慮はときに短慮以上の愚行を招くものさ。
君ってその典型。
順平って、君がバカにしている人間の、その次ぐらいにはバカだから。
だから、死ぬんだよ。呪術廻戦 第12話「いつかの君へ」(GYAO!)より引用
虎杖の言う通り、ここは即座に逃げた方がよかった順平。
宿儺の件もあるので、虎杖を真人は殺さないわけで。
しかし心を取り戻した順平は、自分で真人を「悪い人じゃない」と言いながらも、人を異形に変えた真人に対し本当に悪い人ではないのかと考え混乱します。
考えの中で身動きが取れず、結果として逃げるタイミングを逃します。
順平を異形に変えた真人。
それを傍観し手を貸さず笑う宿儺。
今まではワンチャン宿儺は協力できる存在かと思いましたが、ここで呪霊という存在の「どうしようもなさ」を悟る虎杖。
異形に変えられた反動で、命が尽きる順平。
虎杖が思い描いた、共に目標に向かう順平との日々は不可能になります。
オープニングの虎杖と順平達の花見のシーンが、電車の中で眠る虎杖の願望的な夢とわかる伏線回収シーン。
今まで俺の口から出た言葉は、
全て嘘だったんじゃないかと思えるくらい、腹の底から出た本音。ぶっ殺してやる!
呪術廻戦 第12話「いつかの君へ」(GYAO!)より引用
こうして虎杖VS真人の展開へ。
虎杖VS真人
魂を直接攻撃したり、自身の魂を直接操作し再生する真人。
七海など実力者の呪術師でも倒す術のない相手です。
一方で、宿儺を制御している背景から、無意識とはいえ魂のコントロールができている虎杖。
虎杖は真人を直接攻撃できます。
呪術師としてはまだまだ未熟な虎杖ですが、真人にとっては天敵となっています。
さらに宿儺の存在により、虎杖には魂への攻撃ができない真人。
互いに物理的な攻撃のみでの戦い。
それでも自分の魂を巧みに操作した変身能力により不意をつかれる虎杖。
間一髪で七海が加勢に入り次回に続きます。
参考資料