アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
漏瑚の最期
第40話「霹靂」、宿儺との戦闘にて死亡した漏瑚。
走馬灯のような空間で宿儺に本質を突かれ涙を流します。
呪霊であり多くの人間を殺しながらも、ある意味で「人間らしい」機微を終始見せていた漏瑚。
解説
宿儺に圧倒される漏瑚
ほら、頑張れ頑張れ。
俺が飽きるまで、何度でもつきあうぞ?呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
全力を尽くすも宿儺に一撃すら入れることが叶わない漏瑚。
最終的には宿儺の開(フーガ)との火力勝負で敗退します。
宿儺の名言
なんだお前、人間になりたかったのか?
ああ~分かっている。
人間そのものではなく人間の位地。
そんなとこだろう?
分かってなお、くだらんな。群れとしての人間。
群れとしての呪い。
寄り合いで自らの価値を計るから、皆弱く矮小になっていく……お前は焼き尽くすべきだったのだ。
打算も計画もなく、手当たりしだい。
五条悟に行き着くまで、未来も種もかなぐり捨ててな。
理想をつかみ取る飢え、お前にはそれが足りていなかった。呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
確かに計画を重んじるゆえに、五条や宿儺といった強者とばかり戦ってせっかくの強さを活かしきれなかった印象がある漏瑚。
「寄り合いで自らの価値を計るから、皆弱く矮小になっていく」というのはなかなか深い言葉だと思います。
漏瑚の涙
漏瑚「そう、かもしれんな……」
宿儺「だがまぁ、多少は楽しめたぞ
人間、術師、呪霊。
1000年前やった中ではマシな方だった。
誇れ。お前は強い」漏瑚「なんだこれは……」
宿儺「さあな。俺はそれを知らん」
呪術廻戦 | 第2期 渋谷事変 第40話 霹靂(ABEMA)より引用
自分達が真の人間と考え、人間を滅ぼすことを考えていた漏瑚。
それは裏を返せば(人間を滅ぼすまで)自分の存在を自分が肯定できていなかったとも言えます。
圧倒的な強者である宿儺に自分の存在を「認められ」、誇っていいと言ってもらえた漏瑚。
漏瑚の涙から察するに、漏瑚に必要だったのは「呪霊だけの世界」ではなく自分を自分が認められる心の持ち方だったのかもしれません。
漏瑚の死亡シーン
宿儺の開(フーガ)にて焼かれた漏瑚。
宿儺の指8~9本分に相当する特級呪霊の最期となります。
本編の解説
参考資料