アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
夏油VS甚爾
呪霊操術における取り込みの制限を知らなかったことが、夏油の敗北につながったと言える甚爾との戦闘。
一方で、夏油が死んだ場合にストックしている呪霊がそのまま葬られるのか暴走し出すのか不明のため、夏油の命までは奪わなかった甚爾。
良くも悪くも「呪霊操術」の不明確な点が結末に影響した戦闘と言えます。
解説
天内理子の死
理子を発砲する甚爾。
五条を背後から刺したときは呪力を察知されないように通常の刀。
その後の戦闘では術式を解除できる特級呪具「天逆鉾」を使い、呪霊を切り裂く際は釈魂刀。
そして理子の暗殺では普通の銃を使用。
天与呪縛で身体能力が高いだけでなく、適材適所で道具を使い分ける戦略性もある甚爾。
甚爾と夏油の戦闘
天与呪縛とは本来持って生まれるはずであった才能が制限されることで、別の力を得られる一種の「縛り」です。
甚爾は本来持つはずだった強力な呪力が天与呪縛によってゼロになっており、代わりに異常なまでの身体能力を得ています。
呪力がゼロゆえに、天元の術師や呪霊を感知できる結界をすり抜けることができた甚爾。
呪霊の取り込みに失敗する夏油
このシーンで言及はされませんでしたが、
甚爾と呪具を格納する呪霊は主従関係になっているため取り込みに失敗したと思われます。
映画「呪術廻戦0」にて夏油は里香を手に入れるため乙骨を倒そうとしていました。
「呪霊操術」は主従関係にある呪霊については取り込みができないと言えるでしょう。
この制限について夏油本人もおそらくこの時点では認知しておらず、これが隙となり甚爾の攻撃をまともに受けることになります。
夏油の作戦ミスではありますが、そもそも呪霊を使役しているケースが珍しいためしょうがないとも言えますが。
恵を思い出す甚爾
その恵まれたお前らが、
呪術も使えねぇ、
俺みたいな猿に負けたってこと、
長生きしたきゃ忘れんな。呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用
甚爾のコンプレックスと本音が垣間見えるシーン。
婿に入って姓は伏黒ですが、元は呪術界の御三家である禪院家の出身である甚爾。
いわば呪術界のエリートで、そのぶん呪力がない甚爾が不遇の扱いを受けていたことがこの言葉からにじみ出ています。
呪力を持っている息子に「恵(めぐみ)」という名前を付けていることからコンプレックスがうかがえます。
五条や夏油を「恵まれている」と言い、そこから自分の息子を思い出した甚爾。
本編の解説
参考資料