アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレをやや含みますのでご了承ください。
第23話の五条と伏黒の会話
でも周りに味方が何人いようと、
死ぬときは一人だよ。呪術廻戦 第23話「起首雷同—弐—」(GYAO!)より引用
第23話、伏黒の回想での五条の言葉が非常に示唆に富んでいるので引用と解説です。
最悪自分が死ねが、全て解決できると思ってる。
五条「あとは意識の問題だと思うよ。
恵、本気の出し方、知らないでしょ?」伏黒「はあ?
俺が本気でやってないって言うんですか?」呪術廻戦 第23話「起首雷同—弐—」(GYAO!)より引用
虎杖の成長に伴い焦りを感じ、五条に稽古をつけてもらう伏黒。
やってないんじゃなくて、できてないんだよ。
たとえばさあ、この前の野球。
なんで送りバントしたの?
自分がアウトになっても、野薔薇の塁を進めたかった?
それはご立派。
でも、悠仁や僕なら常にホームランを狙う。
バントが悪いって言ってんじゃないよ。
野球は団体競技。
それぞれに役割があるからね。
でも呪術師はあくまで個人競技。
呪術廻戦 第23話「起首雷同—弐—」(GYAO!)より引用
伏黒のバントをしっかり見ていた五条。
また、あとに伏黒が言うように「術師との連携は大事」というのは正論です。
それでも五条が「呪術師はあくまで個人競技」と言い切る背景には、伏黒の成長の後押しだけでなく、自身の過去に基づく価値観が強く出ている様子がうかがえます。
伏黒「他の術師との連携は大事でしょ」
五条「まあね。
でも周りに味方が何人いようと、死ぬときは一人だよ。
君は自他を過小評価した材料でしか組み立てができない。
少し未来の強くなった自分を想像できない。
君の奥の手のせいかな?
最悪自分が死ねば、全て解決できると思ってる。
それじゃあ僕どころか、七海にもなれないよ。
死んで勝つと、死んでも勝つ、全然違うよ。
恵、本気でやれ。もっと欲張れ」呪術廻戦 第23話「起首雷同—弐—」(GYAO!)より引用
自分でも制御できない、けれど呼び出すことができる最強の式神「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」を持っている伏黒。
奥の手を持つがゆえに「自他を過小評価した材料でしか組み立てができない」癖がつき、それを五条に見抜かれます。
補足記事
参考資料