アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第19話「死なざる者の死」レビュー(ネタバレ)
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第19話「死なざる者の死」。
ハガレンの中でも神回の1つとされる、マスタングVSラストの回です。
前回のクセルクセス遺跡に訪れるエドの前置き的な話と一変し、マスタング達とホムンクルスの戦闘シーンがメインの第19話。
エドとアルが別々に行動することも増え、物語が同時進行する展開が増えてきています。
全体のあらすじ
バリーと共にホムンクルス達を追うマスタング達。
その結果マスタング達は地下でラストと交戦することになります。
各シーンの振り返り(解説や考察)
リザ&マスタングVSグラトニー
前回の続きとして、
グラトニーに襲われるリザですが、ギリギリのところでマスタングが駆けつけます。
ハボック&マスタングVSラスト
ホムンクルスの捜査をするマスタング一同。
そしてハボックとマスタングがラストと交戦。
ラストの能力を初めて目の当たりにし、不意をつかれたこともあり2人とも重傷を負います。
アルVSラスト
そしてラストの「最強の矛」が今度はアル達に。
マスタングの死を示唆され、銃弾も底をつき、泣き崩れるリザ。
目の前で人が死んでいく。
嫌なんだ!
たくさんだ!もう誰も殺させない。
守ってみせる!「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode19」(Abema TV)より引用
絶体絶命の中、アルかっこいい。
まさに「よく言った、アルフォンス・エルリック!」
マスタングVSラスト
先ほどの戦いで重傷を負ったマスタングでしたが、炎で皮膚を焼き止血します。
手袋は先ほどラストに破られてしまいましたが、ハボックのライターで代用。
血で書いた練成陣で炎の錬金術を発動させます。
ちなみにこの錬成陣の痕はその後も残っている描写があるため、単に血をインク代わりに書いたのではなく、手の甲に切り傷をつけて錬成陣を書いていると考えられます。
アルが壁を練成したこともあって、炎が集中しラストを圧倒します。
そして再生能力が底を尽きたラストは敗退。
ラストがマスタングが向き合い、マスタングの「迷いのないまっすぐな目」の演出。
マスタングの目がクローズアップされるのは、終盤の人体練成の伏線ですね。
バリーの最後
戦いが終わったその後。
ラストにバラバラにされ身動きができなくなっていたバリーのところへ、元の身体が近づきます。
無力にも魂を求める身体がバリーの血印を傷つけ、バリーの魂は消滅します。
ホーエンハイム登場
そして最後、
物語のもう一人の主人公とも言えるホーエンハイムが登場。
おわりに
15話のリン達の一件で初めて手合わせ練成を披露したアル。
そして今回、初のホムンクルスとの戦闘での手合わせ練成。
さらに「何度でも生き返る」という絶望的なスペックを持つホムンクするに対し「だったら死ぬまで殺す」という力技で圧倒したマスタング。
だんだんと「主人公のエドより能力・実力が上の人物がいる」という描写が目立ち始めます。
この「主人公が最強というわけではない」という演出はハガレンのおもしろいところの1つなのかなと。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索