「鋼の錬金術師」アニメ1期と2期の違い
「鋼の錬金術師」は漫画が原作の作品であり、アニメは1期と2期があります。
1期はアニメオリジナル展開。
2期は原作に忠実な展開。
なので1期と2期は関連性のない独立した話になっています。
そのため双方で異なる点が多々あるのですが、
最も大きな違いとしては、
- ホムンクルスの設定
- シン国の登場の有無
- 物語の結末
の3点ではないでしょうか。
以下、もう少し詳しく見ていきます。
1期と2期の主な違い
ホムンクルスの設定
1期のホムンクルスは、人体練成に失敗したときにできた生き物(?)に賢者の石を与えてできたものです。
2期のホムンクルスは、ラスボスである「お父様(フラスコの中の小人)」から切り離された「7つの欲」とされています。
また物語の構成上、同じ名前でも1期と2期では一部ホムンクルスの人物が異なります。
ややこしいですが、
キング・ブラッドレイが1期では「プライド」、2期では「ラース」という名のホムンクルスです。
全体としては、ホムンクルスの設定の違いと物語の進行の違いから、
「ラース」「スロース」「プライド」が1期と2期では入れ換わったり違うキャラになっていたりしてややこしいです。
ただ、このへんは実際にアニメを見るとそういう位置づけになっているのは非常に納得なのですが。
シン国の登場の有無
エドをはじめとする登場人物達は「アメストリス」という錬金術大国にいる人々です。
そしてアメストリス目線で言うところの外国として位置づけされている「シン国」
1期に「シン国」は登場しません。
しかしながら原作および2期ではこの「シン国」の皇子である「リン」とホムンクルスの「グリード」が深く関係します。
物語の結末
1期はバッドエンド。
2期はハッピーエンドです。
まあ、1期をバッドエンドと考えるかは人それぞれですが、
1期の結末は
- エドの失った体は戻らない
- エドが別世界に行きアルと離れ離れ
- 相思相愛の雰囲気もあったエドとウィンリーも離れ離れ
- マスタング大佐、世界をホムンクルスの陰謀から救ったのに左遷。しかも片目を失う
これに対し2期は
- エド、失った手が元に戻る
- 体を取り戻してエドとアルが故郷に帰ることができる
- エドとウィンリーが結ばれる
- マスタング大佐、世界をホムンクルスの陰謀から救い昇格
といった感じ。
まあ、登場人物達は1期でも後悔はしていないのですが、客観的に比較するとバッドエンドなのかなあと。
まとめ
ハガレンは1期と2期、アニメオリジナルと原作という2つの作品がありながら、どちらも魅力的です。
1期も2期もそれぞれの魅力があって、それぞれの持ち味を出しているなあという印象です。
ゆえにどちらもおもしろく、好みは分かれるでしょうが「どちらも良い作品」だと思います。