「ガンダムSEED」を初めて見るときに知っておきたいことや解説を。
「ガンダムSEED」はいきなり見てもおもしろい作品ですが、前情報があるとより楽しめます。
「ガンダムSEED」とは?
「ガンダムSEED」とは2002年から放送されたガンダムシリーズの1つ。
1970年代から長い歴史のあるガンダムですが、
ガンダムSEEDは「21世紀最初のガンダム」として、若い世代もターゲットにした作品です。
そのため今までガンダムを見たことがなかった人にも比較的見やすい作りになっています。
とは言うものの、やはり歴史が長いガンダムシリーズを多かれ少なかれ踏襲しているぶん、「知っていおいたほうがより楽しめる」前情報は存在します。
今日は、
「機動戦士ガンダムSEED」を初めて見るときに知っておきたいことをいくつかピックアップします。
ガンダムSEEDの世界
ガンダムSEEDの舞台は、未来。
第3次世界大戦が起こって、世界の様子が大きく変わった未来。
この時代は「西暦」ではなく「コズミック・イラ」という年号を使っています。
遺伝子操作をはじめとした科学技術も発展しています。
宇宙にも人が住める時代です。
ガンダムの設定
ガンダムSEEDにおけるガンダムの設定は以下のような感じ。
・ガンダムはロボットではなく、モビルスーツ(機械で動く大きい鎧)という設定。
・ガンダムは電源を付けると装甲に色がつく。
この特殊な装甲は、銃などの衝撃をほぼ無効化できる。
(でもレーザーのような攻撃は防げない)
・だから電源のON/OFFで色が変わらないのはガンダム以外のモビルスーツ。
なぜガンダムが出てくるのか?
ガンダムSEEDの世界では、科学技術により核兵器が動かないようになっています。
だから「核爆弾で一気に相手を攻撃」なんてことができないわけです。
そのため戦争になると、ガンダムや戦闘機を使って直接相手を攻撃するしかないのです。
だからガンダム同士の戦闘が行われている世界なわけです。
どうして戦争が起こったのか?
ガンダムSEEDで起こる戦争は、主に人種差別が原因となっています。
先述の通り、ガンダムSEEDの世界は科学技術が発展した世界。
ガンダムSEEDの世界ではデザイナーベイビー、つまり遺伝子操作をして生まれた人間がいます。
遺伝子操作によって生まれた人間は、身体能力が高く、知能が高く、病気にもなりにくいです。
遺伝子操作によって生まれた人間をガンダムSEEDの世界ではコーディネーターと言います。
一方で、遺伝子操作をしていない普通の人間をナチュラルと言います。
現代社会もそうですが、遺伝子操作は倫理的に賛否両論。
ナチュラルは能力が高いコーディネーターに嫉妬に近い思いを持っているし、
コーディネーターはナチュラルを見下しぎみ。
もちろん全員がそういう思想を持っているわけではないのですが。
いずれにせよ、大きく見ればナチュラルとコーディネーターの溝は深まり、結果として戦争に至るわけです。
まとめ
ガンダムSEEDに限らず、ガンダムは他のロボットアニメと比較して非常に大人向けの作品です。
その主な理由としては、
・戦争に至る背景やガンダムの機械としての設定が細かく作られている。
・安易に子供を惹きつけるようなロボットの変形&合体シーンは少なく、戦争としてシーンがメインに描かれている。
という2点です。
また、ガンダムSEEDに関しては先述の通り遺伝子操作や人種差別など現代人も関係あるような倫理的問題を扱っており、非常に考えさせられる、見応えのある作品となっています。