アニメ「鋼の錬金術師」(ハガレン)について一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
マリア・ロスの1期と2期の違い
マリア・ロス少尉は1期ではエドを母親的に支える描写が見られ、精神的な活躍をします。
2期ではヒューズ暗殺の濡れ衣を着せられ、ハガレンにおけるトリック・伏線を担います。
作品の中では主要人物よりやや離れた位置の登場人物であるロス少尉ですが、1期2期ともに重要な役割を持つキャラとなっています。
解説
出番の違い
(ロス少尉自身も十分若そうですが)エドが子供であり自分達大人をもっと信じて頼りなさいというメッセージを担っているロス少尉。
1期2期ともに軍での(階級の)力関係を超えて、エド達を良い意味で「子供」として扱い支えてくれます。
特に1期では赤い水(賢者の石の材料)で暴走したエドを危険をかえりみず抱きしめるシーンが印象的です。
1期のロスはエド達に対して「大人」であると同時に「母」としての温もりを伝える役割を担っています。
一方で、2期では声優の変更もあり若干1期よりもロス自身が若い印象を受けます。
1期のような母性を担うシーンはなく、代わりに原作通りヒューズ暗殺の濡れ衣を着せられます。
2期のロスはこのように「ヒューズ暗殺の濡れ衣によりマスタングに殺されたのか?」という本作における重要な伏線・トリックに関わります。
雰囲気の違い
先述のような立ち位置の違いから、
1期のロスはより大人っぽく、2期のロスはより子供っぽく感じるかもしれません。
特に2期のロスは
・暗殺の濡れ衣で一旦外国に隠れる
・その際にバリーと脱獄する
・マスタングのクーデターで再登場
など若くしてなかなか波乱万丈な人生を送ります。
このためか2期のロスは周囲に翻弄されるため感情の起伏が大きく、1期のロスよりも若く年相応の女性のような素の言動が目立ちます。
その他の記事
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索