アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
アルの結末
身体を取り戻すために旅を続けたアルは、結果として元の身体に戻ることができます。
これにより、結末だけ見るとアルは人体錬成の欠損のない身体で手合わせ錬成ができる稀有な錬金術師となります。
シーンの解説
アルの魂と肉体の所在
賢者の石が人の命を犠牲にしてできたと知ったエルリック兄弟。
これにより、賢者の石を使う以外の方法で元の身体に戻る術を探します。
しかしながら、鎧に定着させたのは本当にアルの魂なのか。エドの記憶を使って作られたアルのようなものではないのかという疑念がでてきます。
これに対して、エドが知らない記憶をアルが持っている点などから、エドが鎧に定着させたのは間違いなく真理の扉から連れ戻してきたアルの魂であることがわかります。
加えて、母親の人体錬成の経験から、死んだ人間は錬金術をもってしても蘇らせることはできないことがわかります。
錬金術で人を「生き返らせる」ことはできないですが、真理の扉に「持っていかれたものを取り戻す」ことはできることを確証したエルリック兄弟。
さらに、トリシャの人体錬成の過程で自身らの血液を使った関係から、兄弟の魂が混線していることをエドは予想します。
これにより、エドの栄養を一部もらう形でアルの身体が真理の扉の中で腐敗せず維持されていると考えます。
身体を取り戻すアル
最終決戦に勝つため、自分の魂を代価にエドの右腕を取り戻したアル。
これにより身体も魂も完全に真理の扉の中に持っていかれることになります。
そして今度は、エドの真理の扉を代価にすることで、エドは新たに肉体を失わずにアルを取り戻すことができます。
こうして元の身体に戻ったアル。
エドと異なりアルは真理の扉を持ったままであり、また鎧の頃の記憶もあるので、アルは元の身体で手合わせ錬成が行える状態となります。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索