エドとアルが人体錬成を行い身体を失ったシーン|鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第2話「はじまりの日」

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。

一部ネタバレも含みますのでご了承ください。




人体錬成を行ったエドとアル

 返せよ。弟なんだ。
 足だろうが腕だろうが、心臓だろうがくれてやる!
 だから返せよ!
 たった一人の弟なんだよ!!

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

 母親であるトリシャを人体錬成しようと試みたエルリック兄弟は、エドは左足を、アルは身体全てを真理の扉に持っていかれます。

 その直後、部屋にあった鎧に血印を書き、エドは自分の右腕を代価としてアルの魂を真理の扉の向こうから取り戻します。

 「鋼の錬金術師」という作品の最も重要な設定であると同時に、

  • アルの魂が本物であること
  • エルリック兄弟の魂の混線により対面する2人の真理の扉
  • 混線したゆえに維持されたアルの身体
  • 錬成されたものはトリシャと何ら関係ないこと


など2人の旅の結末に影響する重要な要素がここで多数発生します。



解説

真理の扉を開くエド

 俺はお前達が世界と呼ぶ存在。
 あるいは宇宙。
 あるいは神。
 あるいは真理。
 あるいは全。
 あるいは一。
 そして俺は、お前だ。
 ようこそ。身の程知らずの馬鹿野郎。

 うるさいなぁ。お前が欲しがっていたものだろう。
 見せてやるよ。真理を。

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 人体錬成により真理の扉を開くエド。


「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 頭の中に無数の情報を叩きこまれ、


「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

 代価として左足を持っていかれます。


魂を鎧に定着させるエド

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第1話」(GYAO!)より引用

 通行料(代価)を支払い、人体錬成の末の「母親のようなもの」を見て状況を把握したエド。

 必死の思いでアルを取り戻そうとします。

 ちなみにこのときエドが右腕を失ったのは偶然であり、本人の言う通り代価は心臓や他の部位だった可能性もあります。


母親のようなもの

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 2人の人体錬成の末にできた「母親のようなもの」。
 駆け付けたピナコにより埋葬されます。

 後のストーリーで判明しますが、これはトリシャの肉体ではありませんし中にトリシャの魂も入っていません。

 それでもエルリック兄弟は母親を不完全な姿で錬成したと(事実を知るまでは)思い込むことになり、自分達の身体を失った苦しみに加え母親に二度死を経験させたという罪の意識に苦しむことになります。


身体を失ったエルリック兄弟

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode2」(Abema TV)より引用

 こうして2人はトラウマとも絶望とも言える思いを抱えることになります。



本編

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。 ネタバレを含みますのでご了承ください。 ...



参考資料

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索

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