アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
銀時計を開けるウィンリィ
ウィンリィが冗談交じりに軽い気持ちで開けたエドの銀時計ですが、中にはエド達が旅立った日が刻んでありました。
旅立った日の日付を彫って、通常は開閉できる蓋を錬金術で開かないようにしている点から、エドの決意と覚悟が読み取れます。
シーンの解説
エドの決意
エド「自分への戒めと覚悟。
我ながら女々しいよ。
あの日のことを、そうやって形にして持ってなきゃいけないなんて。なんでお前が、泣くんだよ」
ウィンリィ「あんた達兄弟が泣かないから、代わりに泣くの」
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode11」(Abema TV)より引用
エドの銀時計を勝手にこじ開け、中身を見たウィンリィ。
その中にはエド達が旅立った日が記してあります。
同席していたパニーニャは当然ながらなんの日付かわかりませんが、ウィンリィは一目見てその意味とエドの思いを察します。
その後エドに謝るウィンリィ。
エド達の境遇を思い、涙を流します。
そして今まで以上にエド達を支える気持ちが強くなります。
以前のヒューズとの会話で、エルリック兄弟が自分に何も話してくれないことを悩んでいましたが、
だんだんとウィンリィは自分なりのエルリック兄弟の支え方は見出しているように思えます。
ちなみに、銀時計に日付を刻んだエドの決意は強さでもありますが、同時に弱さでもあると思います。
この点はホーエンハイムが指摘しており、人の心の弱さを描いている点もまたハガレンのおもしろいところだと思います。
エドの心の弱さ
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索