アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
エドワード・エルリックの名言と決意
だったら前に進むしかないじゃないか。
誰ひとり失わない方法で。
もし誰かが犠牲になりそうになったら、俺が守る。
難しいことかもしれない。
自分の身ひとつで精一杯なのに、他人まで守ろうだなんて、傲慢かもしれない。
でも、今の俺にはこれしか思いつかない。
だから進むよ、前に。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode18」(Abema TV)より引用
鋼の錬金術師のアニメ2期、第18話はエドの精神面に関して大きな分岐点であり、物語全体の雰囲気もガラッと変わる回であると思います。
このあたりから、弱い存在である人間がそれでも力強く立ち向かうという構図が目立ち始めます。
各シーンの解説
第18話でロスと再会するエド
エド達とロスの再会が印象的な第18話。
これによりエドやアームストロングのマスタングへの不信感が解消されます。
無実の罪を着せられ挙句の果てに命を落としたと思われていたロスと再会することを描きながら、同時にエドの内面の変化も一同の会話の中で描きます。
物語がポジティブな方向へ動き出す回の1つとなっています。
ハガレンの鬱展開
ハガレンはダークファンタジーとも評され、登場人物達が度々辛い目に遭う鬱展開があります。
登場人物の死など悲しいシーンは多いですが、主人公であるエドの鬱展開としては大きく2つの展開があります。
1つは母親を失い人体錬成で体も失ったというバックボーン。
そしてもう1つは、これらに負けずに旅に出たにも関わらず、その行動はホムンクルスの掌で踊らされているだけだったとわかる展開です。
アニメオリジナル展開である1期ではこの2段階の鬱展開が最後まで重くエドにのしかかります。
一方で漫画原作に沿った2期ではこの2段階の鬱展開を周囲の人々と協力しながら克服していきます。
そんな物語の流れを持つハガレンにおいて、第18話はそいうったポジティブな展開を象徴する回の1つだと思います。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索