このページは「チ。-地球の運動について-」についてのネタバレを含みますのでご了承ください。
ノヴァクの勘違いについて
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
第22話でアントニに指摘され、第23話にて地動説が異端であることは自身の勘違いであったと認めるノヴァク。
ノヴァクの「勘違い」とは、「当時の司教による恣意的な弾圧」を「真理」のように鵜呑みにしてしまった姿勢のことと言えます。
ノヴァクを通して、正しさや正義を鵜呑みにすることの危険性を示しているようにも思える「チ。」。
解説
アントニの推論
チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
ドゥラカとの対話の中で、地動説に対する解釈に疑問を持つアントニ。
他の地域では地動説が弾圧されていないことや、解釈次第では聖書と矛盾しないことなどに気づきます。
そして、地動説関連は非公開処刑が多かったことを踏まえ、地動説弾圧は当時の司教(アントニの父)の私情であった可能性を考えます。
これに明確な反論ができないノヴァク。
頭の回転は速いノヴァクですが、「なぜ地動説が異端なのか」というそもそも論については考えが及ばず思考停止していたことがわかります。
勘違いを悟るノヴァク
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
愛する娘を失ってまで地動説を排除していきたノヴァク。
それが間違いであったと認めることは簡単にはできません。
アントニを殺害、ドゥラカの命も狙い、地動説が異端であるという世論を保とうとするノヴァク。
しかしドゥラカから反撃を受け燃え盛る教会で死期を悟ったノヴァクは、結局は自身の間違いを認めます。
自身の勘違いを神に詫び、愛する娘であるヨレンタだけでも天国へ行けることを願うノヴァク。
ラファウの死に当時は動揺しながらも目を背けたノヴァク。
地動説が異端でないという考えは、どこか点と点がつながった感覚だったのでしょう。
目の前の疑問(なぜラファウが死ななければならなかったのか)から目を背けたことで、思考停止に陥り物事の背景(地動説弾圧は司教の私情だった)を見抜くことができなかったことに、ノヴァクは気づいたのかもしれません。



