カウボーイビバップ(Cowboy Bebop)についてです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
Part16 アンフィニッシュド・シンパシー
ブルース・リーはこう言ったそうだ。
「心を空っぽにして、どんな形態も形も捨てて、水のようになるんだ。水をコップに注げば水はコップとなるし、水をティーポットに注げば水はティーポットとなる。水は流れることも出来るし、激しく打つことも出来る。だから友よ、水のようになるよう心掛けることだ。」
さすが俺の心の師は言う事が違う。こんな事も言ってる。
「自分が教えているのは、護身術とか相手の倒し方とか、そういうことじゃなくて、むしろ、ある動きを通してどうやって自分を表現するか、ということなんだ。それが怒りであれ、決断であれ、何だろうとも。つまり格闘に則った、人間の体を使った表現法だ」
ブルース・リーがただの映画スターや、ただの格闘家じゃないのがわかるだろ?スパイク「鎖が長いなあ。ウェイ・オブ・ザ・ドラゴンモデルか」
店員「あ、わかるう?」スパイク(カウボーイビバップ よせあつめブルース)より引用
解説
滑らかでスピード感のあるスパイク達の格闘シーンは、カウボーイビバップの魅力の1つだと思います。
そんなスパイクの体術を象徴するパートである「アンフィニッシュド・シンパシー」。
スパイクをはじめカウボーイビバップの格闘シーンは決して突飛なものではなく、実際の格闘技がベースになっています。
ブルース・リーを師と仰ぐスパイクの体術はジークンドーをベースとしています。
セリフにある通り、力でごり押しではない滑らかな戦い方は、格闘技を知らない視聴者でも魅了されます。
また劇場版ではジークンドーとおそらく異なる格闘スタイルを持つヴィンセントとの戦闘が、スパイクの動きをより際立たせています。
補足記事