アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
アイザック・マクドゥーガル(氷結の錬金術師)とは?
アイザック・マクドゥーガルは原作の漫画では名前のみしか登場しないため、ほぼアニメオリジナルキャラクターと言えます。
アニメ2期である「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第1話で登場し、敵でありながら示唆のある立ち位置で視聴者の印象に残ります。
元は「氷結の錬金術師」という二つ名を持つ国家錬金術師でしたが、イシュヴァール殲滅戦をきっかけに国の在り方に疑問を持ち、国家錬金術師を返上。過激派の反体制勢力となります。
解説
賢者の石によるテロ行為
賢者の石を使ったテロ行為というかたちで、第1話に登場するアイザック。
街を破壊する強大な氷柱を錬成しますがマスタング達に破壊されます。
また本人も満身創痍の中、キングブラッドレイに(口封じのようなかたちで)とどめを刺され命を落とします。
アイザックの強さ
氷結の名を持つ元国家錬金術師として実力は確かなアイザック。
作中最強クラスと思われるマスタングとも(火と水という相性もあって)引けを取りません。
氷結の名の通り水を氷に変える錬金術を得意としますが、逆に蒸発させたり血を凝固させたり応用が利きます。
また体術も優れ、戦闘面において非常に優秀な側面がうかがえます。
国への疑問
イシュヴァール殲滅戦をきっかけに国の在り方に疑問を持ったアイザック。
アイザックがほぼ1話にしか登場しないキャラクターでありながら、視聴者の印象に残っているのは、おそらく彼に強い信念がうかがえるからでしょう。
ストーリーの全貌が見えない第1話時点ではただのテロリストにしか見えないアイザックですが、キングブラッドレイ達が暗躍する国の裏側を知ると、アイザックの印象がまた変わります。
やり方は過激とはいえ、国を憂いで変えようとしたアイザックの信念自体は悪いものとは思えません。
また子供ながら戦闘に駆り出されるエドを見て憂いだり、エド達に国の内情を伝えようとする理性的な側面も見えます。
また、物語の序盤ですでに国の黒い部分を察知した聡明な面もうかがえます。
このように、物語全体を通してみるとアイザックの言動にも一考の余地があり、むしろ頭ごなしに否定したエドのほうが幼稚に見えてしまいます。
アイザックの登場回
国家錬金術師の一覧
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索