アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第8話「第五研究所」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第8話「第五研究所」。
エド達が第五研究所に潜入し、鎧の死刑囚達と戦う回になります。
また、エド達がホムンクルス(ラスト・エンヴィー)に出会う最初の回でもあります。
そしてバリー・ザ・チョッパーがアルに、「その記憶は本物なのか?」「本当は作られた存在なのではないか?」という問いは哲学的で深いやりとりだと思います。
記憶するらも錬成された(作られた)物と考えだすと、誰もが自分を「本物」と思うことはできないのではないでしょうか。
そしてそれを証明する方法は血印を壊す、つまり死ぬことであるとするのもまた哲学的。
バリー・ザ・チョッパーの言動はなかなか考え深いものがあります。
全体のあらすじ
賢者の石の真実を探るため元第五研究所へ忍び込んだエドは、そこで床に描かれた賢者の石の錬成陣を発見する。その時、鎧に身を包んだ男、ナンバー48がエドに襲い掛かかる。一方、研究所の外でエドを待つアルも、鎧を纏ったナンバー66という男に襲われる。繰り広げられる激闘、その最中思わぬ事実が判明する。なんと48も66も、アルのように、鎧に魂のみを定着させた存在だったのだ。
各シーンの伏線などの解説
夜中に第五研究所に向かうエルリック兄弟
あのガキ共、護衛の身にもなれってのよ。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode8」(Abema TV)より引用
アームストロングの指示も無視し、第5研究所に調査に行ったエルリック兄弟。
これによりロス達も第5研究所へ向かうことに。
大人が見るとロス達の大人の事情も共感できるシーンと思います。
スライサー(No.48)とバリー・ザ・チョッパー(No.66)登場
第五研究所の秘密を守るNo.48(ナンバーヨンハチ)こと「スライサー」と、No.66(ナンバーロクロク)こと「バリー・ザ・チョッパー」。
バリーの生前はアニメオリジナル展開である1期では描かれますが、2期では割愛されバリー本人の口から語られます。
エドVSスライサー
アルVSバリー
エド、ホムンクルスと初対面
ホムンクルス(ラストとエンヴィー)と初対面するエド。
このときに見たウロボロスの刺青が、後にエド達にとってホムンクルスを見分ける目印となります。
第五研究所の錬成陣
いい音だ。
これは爆発物で建物が崩れ落ちる音ですよ。
この近さだと、隣の第5研究所ですかね。ああ、いい音だ。
身体の底に響く実にいい音だ。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode8」(Abema TV)より引用
第五研究所は結局はラスト達によって破壊され、ホムンクルス達にとって「貴重な人材」であるエド達は逃がされます。
爆発音を聞きながら高揚するキンブリー。
オートメイルの不具合も重なりエンヴィーに敗北したエド。
倒れる直前に見た第五研究所の練成陣のようなものは、後にエドが自身を賢者の石に練成するときに役立ちます。
前後のあらすじ