アニメ「【推しの子】」に関するページです。
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鳴嶋メルトの覚醒と刀のパフォーマンス
アクア「完全に下手だと舐めてた役者が、
いきなりめちゃくちゃ凄いこと始めたら、
激熱だろ?」【推しの子】 | 第2期 第17話 成長(ABEMA)より引用
メルトの覚醒、激熱シーンである第17話終盤。
役者としての力量が不足しているメルトは、アクアのアドバイスを踏まえ「刀のパフォーマンス」と「悔しさの感情演技」に焦点を絞ります。
シーンの解説
アクアのアドバイス
稽古期間の1か月をどう使うかは自由だけど、
全体を良くしようとしても焼け石に水だ。だったら、
一点にすべて注いだ方が、
勝算が高いと思わないか?【推しの子】 | 第2期 第17話 成長(ABEMA)より引用
かなやあかねと比較すれば自身も演技の才能は劣るアクア。
しかし五反田から映像編集の技術も学んだ関係から、演出も含めた視野の広いアドバイスをメルトにできます。
転生前の人生経験や元々のIQの高さ、転生後の演劇と映像編集の経験から総合力を活かした立ち回りをするアクア。
メルトの刀のパフォーマンス
アクア「客に舐められてるってのは、
客が油断してるってことでもある。これはエンタメの基本だから覚えておけ。
例えば、クラスのいじめられっ子が、
地味で目立たなかったメガネ女子が、
何の取り柄もないと思ってたオタクが、完全に下手だと舐めてた役者が、
いきなりめちゃくちゃ凄いこと始めたら、
激熱だろ?」【推しの子】 | 第2期 第17話 成長(ABEMA)より引用
刀を大きく蹴り上げ回転させながらキャッチするアクションをこなすメルト。
当然メルトはアクション俳優ではありませんから、この一芸のために相当の時間を使ったことが読み取れます。
原作準拠のアクロバティックな動きを再現し、興奮するアビ子と驚く頼子。
アクアのアドバイスを基に、自力でこの回答に辿り着くメルト。
このあとの演技に観客の注意を引くための手段として、刀のパフォーマンスを行います。
ちなみにこれは舞台なので2回目以降の公演でもこれをしないといけないわけで、そういう意味でも一点突破のためにメルトはリスクを取ったと言えます。
朔夜の反応
妙な大道芸覚えてきやがって。
ズレてんだよ。
客が求めてるのは演技だろ!?
そこができなきゃ意味がねぇんだよ!【推しの子】 | 第2期 第17話 成長(ABEMA)より引用
演技のプロとして、メルトのパフォーマンスを認めたくない朔夜。
顔採用・コネ採用されたメルトをまだまだ受け入れることができません。
しかし直前までの演技でメルトが体力をしっかりつけていることを確認しており、
朔夜の中でもメルトの「認めたくないけれど認めざるをえない努力」を感じつつあります。
そしてメルトは、練習期間をつぎ込んだ悔しさの感情演技へ。
本編の解説
参考資料