「薬屋のひとりごと」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
玉葉妃の子供
玉葉(ギョクヨウ)妃の第一子はおしろいの毒で衰弱していましたが、猫猫(マオマオ)の機転により一命を取り留めます。
この一件で猫猫は玉葉妃から信頼され得ることになります。
メタ的には玉葉妃は「主人公の最初の味方になる登場人物」と言えるでしょう。
解説
猫猫の介入
知らずに使っていたおしろいの毒性により、子供も自身も衰弱していた玉葉妃と梨花妃。
これに対し猫猫は匿名で助言を行います。
匿名の手紙(布)を受け入れなかった梨花妃に対し、玉葉妃はこれを受け入れ子供が一命を取り留めます。
玉葉妃と梨花妃の性格
自身も子供も衰弱していた状況のため、物語当初はどちらも余裕がないように見えた玉葉妃と梨花妃。
しかし実際はどちらも器の大きく上級妃にふさわしい「いい人」であることがわかります。
本来は品があり尊大でない梨花妃が助言を聞き入れず、用心深い玉葉妃が猫猫の助言を取り入れた展開が興味深いと思います。
考え方によっては、「用心深い性格」という設定の玉葉妃のほうが助言を受け入れなさそうな気がします。
解釈としては、玉葉妃は用心深い一方で新しい物事を楽しむ知的好奇心のようなものも持っており、これが助言を受け入れる背景になったのではと考えられます。
一方で梨花妃は品格はあるものの物事に心酔してしまうある意味での視野の狭さがあります。
これらが2人の子供の命運を分けたのではないでしょうか。
参考資料