小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
安西こころの名言集
映画「かがみの孤城」における安西こころの名言を見ていきます。
解説
学校行ってないのかなって思うけど、そんなこと誰も聞かないし言わない
毎日のようにみんな来ていて、学校行ってないのかなって思うけど、そんなこと、誰も聞かないし、言わない。
それが、とても心地いい。映画『かがみの孤城』より引用
孤城で過ごしながらのこころの思い。
物語序盤では、こころの不登校に理解がなかったこころの母親。
そんな母親の接し方と対比にもなっているシーン。
私、話したかったんだ
(私、話したかったんだ。
誰かに聞いてもらいたかったんだ……)私、真田さんが居なくなれば、全てうまくいくと思った。
鍵を見つけて、真田さんがこの世から消えますようにって、お願いしたかった。
でも、それでみんなとの記憶がなくなるなら、どっちがいいかわからなくなって……映画『かがみの孤城』より引用
こころがいじめのことや願い事をアキ・フウカに打ち明けるシーン。
こころが精神的に成長したシーンとも言えます。
「真田が居なくなる」というネガティブな願いを叶えると、「みんなとの記憶がなくなる」というポジティブな思い出を失う状況。
「かがみの孤城」はこのあたりの設定がほんとうまいなぁと思います。
だから、生きなきゃダメ!
私達は会えるよ。
頑張って、大人になって、助け合える!
だから、生きなきゃダメ!私、未来にいるの!
アキの生きた、大人になったその先に居るの!
私達、時間がずれてるんだよ。
それぞれ違う時代の、雪科第五中学の、生徒なんだよ!映画『かがみの孤城』より引用
合わせ鏡の中へと入り、アキを助けようとするこころ。
もちろんこのシーンはこころのアキに向けたセリフですが、「不登校の子供」や「心が傷ついた人」へ生きることの大切さを説いているようにも感じます。
かがみの孤城の名言集