アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
赤血操術は弱いのか?
本編の五条の無下限呪術・伏黒の十種影法術と比べると、弱く見えてしまうというのは「視聴者あるある」と言える赤血操術(せっけつそうじゅつ)。
五条家・禪院家・加茂家は呪術界の御三家であるため、その術式である無下限呪術・十種影法術・赤血操術は何かと並列・比較されがちです。
赤血操術はバランス重視の堅実な術式であると言えるのではないでしょうか。派手な強さはありませんが扱いにくい無下限呪術・十種影法術とはまた別の強さがあると思います。
解説
術式の難易度
赤血操術と異なり、「完全に使いこなせば強いがそれまでのハードルがとても高い」無下限呪術と十種影法術。
無下限呪術は実質的に六眼がないと扱いが難しいですし、魔虚羅もこれまで誰も調伏できていません。
これに対し赤血操術はメカ丸が言っていた通り、近距離でも遠距離でも攻撃手段があるバランスの取れた術式です。
無下限呪術と十種影法術がある意味で「無理ゲー」を強いているのに対し、赤血操術はその「堅実さ」が強みの術式と言えるのではないでしょうか。
不遇の描写
そもそも赤血操術が弱く見えるのは、術式以外の要素で他2つの術式が目立つ機会が多いせいもあると思います。
主要人物である関係から、比較的見せ場がある無下限呪術や十種影法術。
五条が反転術式を使えたり、伏黒が領域展開を行える関係で、そもそも術式に関係がない派手さでこの2つの術式は見せ場があります。
一方で、赤血操術は脹相が非常に使いこなしていますがそういった描写(術式反転による技や領域展開)は見られず。
もしも赤血操術の術式反転や領域展開があったら印象はまた違ったのかもしれません。(反転術式での回復があれば加茂も多少は失血死のリスクを回避できるでしょうし)
習得過程の違い
御三家の術式はそれぞれ習得過程が差別化されているなと思います。
六眼がないとほとんどの力を発揮できない、つまり「使いこなせないとかなり役に立たず、使いこなせればすごい」無下限呪術。
10種類の式神を徐々に調伏。「段階を踏んでだんだんと強くなっていく」十種影法術。
血液を使い様々なバランスの取れた攻撃が可能。「堅実に使えるがそこからさらに突き抜けた強さを得るには本人のセンスや技量が必要」な赤血操術。
それぞれにスタンスがあると言えるのではないでしょうか。
赤血操術の技の一覧
参考資料