「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
ガウマと姫(ひめ)
映画「グリッドマンユニバース」にてガウマは姫と再会を果たします。
しかし姫のことを思い続けたガウマと異なり、自分との関係は過去として未来を見ることを促す姫。
ガウマと姫の関係はひと段落する一方で、切なさも残す結末となります。
解説
よみがえった姫
怪獣使いとしての5000年前から復活し、蓬達とダイナゼノンで戦闘。その後には新世紀中学生「レックス」として生まれ変わったガウマ。
これに対し、姫はガウマのように蘇ったのではなく、グリッドマンユニバースによるカオス化の現象の1つとしてガウマの目の前に現れたと考えられます。
人の理の外のことを実現できる怪獣の力。
マッドオリジンがグリッドマンを利用したことで、マルチバースが交わり様々なカオス化が押し寄せます。
ガウマの目の前に現れた姫は、ガウマの幻などではありませんが、一方で本当に(ガウマのように)蘇った形でもないと言えます。
ガウマと姫は図らずも再会できるものの、マッドオリジンを倒しカオス化が収まったことで姫は再び世界から消滅します。
姫の気持ち
カオス化の影響でガウマと再会でき、その後(世界のカオス化が解消することで)消滅した姫。
ガウマの目の前に現れた姫はカオス化が原因で存在した一時的なものでしたが、(それは過去の焼き増しではなく)確かに現代に生き現代のガウマに会った姫であったと言えます。
これは夢芽が会った香乃に近い状態と言えるでしょう。
怪獣の力により生前の香乃に会った夢芽。
そのときの香乃は高校生になった夢芽の姿に驚き、また生前とは異なり自分の本音を打ち明けます。
つまり香乃も姫も過去の映像が繰り返されているだけでなく、現代の夢芽・ガウマという新しい情報を基に新しい言動を生み出しています。
グリッドマンユニバースでは「もしも姫もガウマのように現代に蘇っていたら」というIFルートがカオス化により実現します。
そして姫は(それがカオス化と自覚していたからのか)ガウマに自分のことを引きずらないように示唆します。
参考資料