アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
マスタングの人体錬成
2期第59話「失われた光」にて、マスタングはプライドにより強制的に人体錬成をさせられます。
シーンの解説
自ら人体錬成はしないマスタング
ブラッドレイ「君なら、目の前で大切な者が倒れたら、迷いなく人体錬成に走ると思ったのだがね」
マスタング「少し前の私なら、そうだったかもしれません。
しかし、今の私には、止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」ブラッドレイ「ふん、いつまでも学ぶことを知らん哀れな生き物かと思えば、君達のように短期間で学び変化する者もいる。
まったく人間というやつは、思い通りにならなくて腹が立つ」「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode59」(Abema TV)より引用
リザが人質になっても人体錬成は決してしなかったマスタング。
ジェルソ達が助けに来たこと察していたマスタングですが、だから人体錬成をしなかったという打算ではなく、「中尉はそれを望まない」ということからの信念で人体錬成をしなかったのでしょう。
プライドの介入
強制的にマスタングに人体錬成をさせるプライド。
ホムンクルスは錬金術を使えないため、マスタングを利用した形になります。
ちなみにホムンクルスが錬金術を使えない理由は明言されていないものの、おそらく人間でないホムンクルスは自身の内に真理の扉を持っていないからでしょう。
人体錬成の対象として、一度殺され錬成された金歯医師。
当然人体錬成は失敗し不完全な姿に。
真理の扉を開けたマスタング
こうして真理との扉を開けたマスタングは、代価として両目の視力を持っていかれます。
フラスコの中の小人ホムンクルス(お父様)に言わせると真理は人間に「正しい絶望を与える」とされ、マスタングは未来を見つめる目を失うことになります。
第19話のラスト戦の、「迷いのないまっすぐな目」の伏線回収と言えます。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索