アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ライジングライガーとブレードライガー
ゾイド第3次ブームのメインとも言えるアニメ「ゾイドワイルドZERO」の主人公機であるライジングライガー。
ビーストライガーから「進化した」という描写も含め、旧シリーズのブレードライガーを彷彿とさせます。
両者を比較していきます。
解説
ブレードライガー
ゾイドの多くは、誌面展開によるゾイドバトルストーリーとアニメで設定が異なります。
ブレードライガーも同様で、
ゾイドバトルストーリーではシールドライガーを母体としオーガノイドシステムを搭載し開発されたゾイドとされています。
一方で、初代アニメである無印ゾイドにおいては、
大破したバンのシールドライガーがオーガノイドのジークの力で進化、偶発的に生まれたワンオフ機とされています。
シールドライガーと同様にEシールドを装備。
側部のブレードが追加され格闘戦に優れます。
すれ違いざまに敵を切り裂くブレードライガーの演出は、ゾイドのカッコイイシーンの1つかと思います。
またブレードに装備された小型の火器がアニメでは思った以上に多用され、ちょっとした砲撃戦もこなします。
ライジングライガー
ライジングライガーもビーストライガーから進化したワンオフ機としてアニメでは登場します。
この演出が非常にブレードライガーを彷彿とさせます。
背部側面のA-Z機関砲や、ブレードに沿うかたちで装備されたA-Zタテガミショットなど火器も比較的豊富に有するライジングライガー。
ライジングライガーはブレードライガーよりも格闘戦と砲撃戦のバランスがとれている様子がうかがえます。
一方で、ブレードが2本あるブレードライガーに対し、ライジングライガーは1本。
1本ブレードを折られると途端にピンチになることが想像できるライジングライガーは、兵器としてはやや合理的でない側面が見えます。
これは演出においても同様で、ブレードライガーはジェノザウラーにブレードを1本折られて残りの1本で奮戦するシーンがあるのですが、ライジングライガーはこういった「大破しながらも果敢に戦う」といった演出が難しい仕様になっているなぁと思います。