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あひるの空 第1~8話
漫画としてはかなりの長期連載の「あひるの空」。
それゆえにファンの思いも大きく、アニメ化に際して声優のチョイスや構成に意見もいろいろあるようです。
しかし個人的には丁寧かつ見やすい構成で、原作を知っている人も知らない人も楽しめるいい作品だなあと感じます。
そんなアニメ「あひるの空」の開始から約2カ月分に相当する第1~8話。
アニメ「あひるの空」において
第1~3話までが九頭高バスケ部がかたちをなすまでの話、
第4~6話が丸高との練習試合、
第7話からがトビの登場となります。
各話あらすじ一覧
第1話「みにくいあひるの子」
冒頭、不良に絡まれた空。
千秋が傍観していたかたちで2人は知り合います。
諦めないまっすぐな気持ちを持つ空に、千秋は好感を持ちます。
高校入学後、体育館で空のバッシュを燃やそうとする百春。
それを止める千秋。
荒廃したバスケ部でバスケをするため、5対1でバスケで勝負をすることを空は提案します。
千秋は自分の代わりに円を参加させることに。
素早いドリブルと切り替えで百春と円を抜き、シュートを打つ直前で次回に続きます。
第2話「才能のない少年達(ひとたち)」
シュートを打つ直前で故意のファールで蹴られる空。
しかし勝負に関心を持ちだした百春の提案で10本勝負に変更。
2戦目、空は3ポイントシュート決め一同を驚かせます。
その後も得点を決め、結果、空は9戦し入部を果たします。
後日、部室での千秋とやりとりで、空の優れた深視力を見抜く千秋。
そのことを話された百春は、自分と才能の違いを感じ、中学の頃200本シュート練習をしても上達しなかった日々を思い出します。
夜の部室にたまる百春達。
体育館の明かりが点いていることに気づきます。
そこには、遅くまでシュート練習をしている空が。
こっそり回数を数えていた円に、空がもう1000本以上練習をしていることを教えられる百春。
身長が低いという「才能のなさをカバーする努力」をしている空に、百春の心は揺れます。
第3話「百春の翼」
空の毎日1000本のシュート練習に触発された百春。
一人こっそりシュート練習を行い、その様子を千秋を通して空は目撃します。
シュートは入らないもののダンクをする百春の跳躍力に空は驚きます。
前回の喧嘩の報復にきた丸高の生徒にボコボコのされる百春と空。
しかしこれがきっかけで百春はバスケをすることに。
後日、丸高から顧問を通して正式な練習試合の申し入れが。
空は試合に出るために、残りの3人の「パンツ一丁でバスケをする」という無理難題に応え練習をすることを約束させます。
そして練習の傍ら丸高を偵察する空と百春。
身長を理由に新入部員を切り捨てる丸高の千葉に対し火が点いた空。
常盤のディフェンスを退けシュートをして宣戦布告します。
第4話「初めての飛翔」
丸高との練習試合および、空たちの初の試合です。
はじめは百春のリバウンドや空の3Pシュートでリード。
丸高を驚かせます。
百春の高さへの強さが見られる回です。
しかし、常盤が空の弱点を見つけたという次の展開が気になるかたちで次回に続きます。
第5話「折れた翼」
常盤が左サイドが苦手という空の弱点を見破り、そこから丸高が追い上げます。
点差はみるみる開き、追い打ちをかけるように安原がファールにより退場。
4対5で後半。
九頭高がピンチの状態で次回に続きます。
第6話「今しかねえ」
千秋が登場し、丸高を圧倒する、個人的には神回。
エルボーパスも披露。
点差はすでに開いているため勝利はないですが、残り1点を取ることを目標に挑む九頭高。
丸高も、千秋が入った時点で0対0での勝負と千葉が言い、真剣な姿勢で試合に臨みます。
最終的に3Pシュートを空が決めるも、時間切れでノーカウント。
結果、試合としても敗れ、勝負としても微妙なところだった九頭高ですが、千葉自身が中学の頃は身長が低かったといった経緯も聞けて九頭高と丸高の仲は深まった様子。
オチとして千秋が千葉のバッシュをこっそりいただき終了。
第7話「迷惑な一年坊」
トビの初登場回です。
冒頭、空の祖母から円に空が母親に普段会えない理由が語られます。
丸高との練習試合が終わり、練習にもさらにやる気が出てきた一同。
しかしながら、そもそも体育館は他の部活とローテンションで使用するルール。
顧問もいない不良の男子バスケ部がローテーションに入っているわけもなく、練習の場がありません。
百春は校長にかけ合い、顧問を立ててもらいますが、問題を起こせば即廃部という条件を付けられます。
一方、体育館が使えるまでステージ上でドリブルを練習するヤス達。
帰り道、バスケが異常に上手い謎の人物。
軽い気持ちで話しかけるヤスですが、相手はいきなり殴りかかります。
その場は百春が来て収まりましたが、どうやら相手は今まで停学だった1年の夏目健二(トビ)。
後日、体育館でローテーションのルールも無視して縦横無尽に一人バスケをするトビ。
しかし勢い余って女子部員にぶつかって怪我をさせてしまいます。
第8話「アヒルとトビ」
前回から引き続き、トビに関する回。
体育館で女子部員を怪我させてしまったトビ。
女子部員には百春が土下座をして謝罪します。
トビに対して不快感を示す男子バスケ部に対し、どこか引っかかる様子がある百春。
ボロボロのバスケットボールを扱うトビに対し、練習場がなく外で練習していた空はトビに自分を重ねます。
空もまた、トビに対して引っかかるところがある様子。
そして後日、今度は体育館で男子生徒と暴力事件を起こすトビ。
怒る空と、円も手をあげます。
そして男子バスケ部顧問であり、生活指導の五月先生初登場。
ピンチのバスケ部ですが、トビ自身が自分はバスケ部じゃないと言い、廃部は免れます。
しかし、退学の可能性が高くなったトビ。
公園でトビと妹の電話を聞いた空は、自身もインターハイを目指していることを語ります。
1対1でバスケをする空ですが、トビからボールを奪うことはできません。
必死に食らいつく空に、トビは自分が幼かった頃の父との記憶がよみがえります。
一瞬注意がそれたトビからボールを奪う空。
そして、退学を告げに来た五月と、事の真相を伝えようとするヤス達の登場で次回に続きます。
おわりに
個人的には丸高との練習試合で登場する千秋の回が原作でも大好きで、遜色なくアニメ化されていてすごく楽しいなあと。