アニメ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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最終回に登場したピンク色の髪の1年生キャラ
アニメ「女子高生の無駄づかい」の第12話であり最終回である「なかま」。
終盤、進級したにも関わらずそれまでの習慣で1年生の教室に入るバカとヤマイ。
そんな問題児コンビを連れ戻すワセダ。
3人の様子を唖然として見る1年生の中に妙にキャラ立ちしたピンク色の髪の生徒。
モブキャラにしては不自然ですよね。
この生徒は、
原作の漫画で進級時から登場したバカの後輩である「ヒメ(中村詩子)」です。
漫画を読んでいる人にはお馴染ですが、アニメしか見ていない人からしたらちょっと違和感を感じますよね。
今日は「ヒメ(中村詩子)」について。
「ヒメ」中村 詩子(なかむら うたこ)とは?
先述の通り、ヒメは原作の漫画でバカ達が2年生になってから登場するいわゆる追加キャラです。
バカ達と1学年下の後輩にあたります。
アニメでも原作同様、掃除箱の中から出てきたヒメ。
これはバカが間違って1年生の教室にいた際、座っていた席がヒメの席であったためです。
なぜわざわざヒメが掃除箱に隠れていたのかと言えば、
ヒメとバカは面識が元々あったのですが、
互いに同じ高校に入学したことは知らず、
ヒメが突然のバカとの再会に心の準備ができていなかったためです。
ヒメとバカの過去
バカとの出会い
バカとヒメは1歳差の先輩・後輩になります。
元々は住んでいる地域が近く、バカが中学生、ヒメが小学生の頃に知り合いました。
当時、ヒメは今よりも体型が太っていて、家が売れないラーメン屋だったこともあり周囲から「豚」といじめられていました。
そんなとき、「(食べ物の)豚を馬鹿にするな」と論点はずれてますがいじめっ子達にからみ、
いじめからヒメを助けてくれたのがバカでした。
これをきっかけに2人は友達になります。
さらに、好意で出してくれたラーメンを「まずい」と正直に言ったバカの一言がきっかけで、ヒメの父親はラーメンを一から研究することになります。
そしてめでたくヒメの父親はおいしいラーメンを作れるようになり、新しい店を別の地域で始めるに至ります。
そんな父の変化を見て、「私も変わりたい」と思ったヒメ。
父親が新しい店を別の地域で始めたことの関係で、ヒメはバカとは違う地区の中学に通うことになります。
そして、ヒメはダイエットやおしゃれの勉強をして、周囲が憧れるおしゃれリーダーにまでなります。
ヒメにとってバカは自分や家族を変えてくれたとても大切な人なわけです。
そして高校生
こうして周囲が憧れるおしゃれな女子高生になったヒメですが、小学生時代の経験もあり今一つ自分に自信が持ち切れていない面もあります。
この、
「メイクをしたら自信を持てるけれどスッピンでは弱気な昔の自分」というのがヒメのキャラです。
このため、変わった自分を見てバカが気づいてくれるか、自分のことをどう思うかが不安だったわけです。
おわりに
ちなみに、「ヒメ」というあだ名は初めてバカに会ったときに名前を聞かれ、とっさに本人が「ヒメ」と言ったことがきっかけです。
当時ヒメは「詩子」を「豚子」とからかわれていて、名前を言うのを躊躇していました。
さらにお姫様に憧れるような性格もあってとっさに「ヒメ」と言ってしまったわけです。
いずれにせよ、
自分のことを「ヒメ」と呼び友達になってくれたバカはヒメにとって本当に大切な存在だったわけです。
このあたりの話は本当に感動するので、
アニメ化はされていませんがぜひ原作の漫画を読んでほしいところです。
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