「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
世界グランプリのラストシーン
世界グランプリの優勝を決めるゴールシーンは、WGP編ではあえて描かれずMAX編にて描写されます。
TRFビクトリーズが優勝したことはWGP編の最終回ですでに明らかですが、その内訳は具体的に語られないまま終わります。
そしてMAX編のシーンも踏まえると、
世界グランプリファイナルステージ最終レースは1位ビートマグナム、2位ベルクカイザー、3位バックブレーダーとなっていることがわかります。
解説
世界グランプリのゴールシーン
世界グランプリのゴールシーンはMAX編の第1話、中盤あたりで描かれます。
世界グランプリの中継をしていた電気屋のテレビを、豪樹がたまたま目にする形で描写されます。
WGP編およびMAX編を総合すると、ラストスパートは芝生を横切りショートカットをしたビートマグナムが1位状態でラストスパートに入ります。
そこへ3位のバックブレーダーがパワーブースターを発動。
一時的に2位に浮上します。
直後にビートマグナムの背後につけていたベルクカイザーが勝負に出ます。
しかしながらビートマグナムが逃げ切り、1位がビートマグナム、2位がベルクカイザーとなります。
豪は第39話でゴール直前まで背後につけられていたミハエルに負けているため、今回は同じシチュエーションでリベンジを果たせたと言えます。
世界グランプリの優勝はファイナルステージ最終日の順位で決まるため、
第1回世界グランプリは優勝がビクトリーズ、準優勝がアイゼンヴォルフ、3位入賞がアストロレンジャーズだったと言えます。
ゴールシーンカットの意味の考察
WGP編ではゴールシーンをカットすることで、主人公(豪達)の走りが終わりなくこれらかも続いていくことを表現しているのだと思います。
穏やかな土屋博士の日常シーンを挟むことで、さわやかでどこか切ないラストシーンとなっています。
一方でMAX編でそのゴールシーンをあえて描くことで、確かな世代交代を表しているのだと思います。
これは物語としても視聴者としても視点が豪達から豪樹達へと変わっているからこそであり、「豪達の物語は続くけれど、同時に新たな物語も確かに始まっているんだ」という表現なのだと思います。
こういった演出の細かさもレッツ&ゴーという作品の魅力だと思います。
本編解説
補足記事