アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ゼログライジスVSライジングライガー最終決戦
ゾイドワイルドZEROの最後の戦闘である、第50話のゼログライジスとライジングライガーの最終決戦。
ゼログライジスがゼロブラストを放ち、ライガーがコアに飛び込むという初代アニメのオマージュたっぷりの演出です。
しかし細かく見ると旧来のアニメのオマージュだけでなく、ゾイドワイルドZEROのこれまでの演出をしっかり踏襲した面もあり、非常にきれいな、まとまりのあるクライマックスだなあと思います。
実際のシーン
リジェネレーションキューブ本体へと向かうゼログライジスとランド博士。
そこへ複座式のスナイプテラに乗ったメルビルとサリーが。
武装の少ない複座式のスナイプテラで来たことが、戦闘ではなく二人がランド博士を説得に来た意思が伝わりますね。
当然ここで説得ができるはずもないですが、
父親であるランド博士にサリーとメルビルが直接会うのは大切な展開かと思います。
説得できないランド博士に対して、
ビルを駆け上がりゼログライジスに飛び込むレオとライジングライガー。
ビルを駆け上がる演出は、オープニングのビーストライガーの演出とつながっていますね。
ゼロブラストとエヴォブラストの真向勝負。
まさに荷電粒子砲を打つデスザウラーと、ブレードを前面展開するブレードライガー。
活性化されたゾイド因子で保ててはいるものの、装甲が徐々に限界に。
ビームの中で装甲が徐々に壊れていく演出も、初代アニメの最終回のブレードライガーを彷彿とさせます。
初代アニメならここでゾイドコアを貫通して勝利ですが、
ゼログライジスの内部に入り込むライジングライガー。
ついにリジェネレーションキューブ本体のところにきたゼログライジス。
しかしリボルバーの推進力で徐々にコアを破壊します。
この時間差の演出がライジングライガーらしくていいですね。普段はあまり目立ちませんが、やはりライジングライガーの特徴はリボルバーの勢いを使ったブレードの貫通力です。
それによりランド博士がまず光に包まれ、
ゼログライジスにも異変が。
消滅していくイレクトラとゼログライジス。
二人の向きが反対になっているのも丁寧な演出です。
キューブが地下へ沈んでいくと同時に、レオの安否が心配されますが、
無事脱出。
光に包まれながら大勝利です。
おわりに
レオを呼ぶ様子やレオが無事脱出した際に安堵するサリーは、初代アニメでレイヴンを心配するリーゼっぽいなあと思います。
第50話全体のあらすじ