アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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アニメ「ゾイドワイルドZERO」第42話は、ボーマン博士とランド博士二人の知識人を通してゾイドワイルドZEROの世界観が語られる重要な回です。
ゾイドはシリーズごとに微妙に設定が異なりますが、
ゾイドワイルドZEROは旧来のシリーズの設定を部分的に取り込んでいるのが特徴です。
「惑星Zi」の歴史に「地球」が大きく関わっているとするのは旧来のシリーズと同様ですが、
「地球」の歴史にもゾイドが大きく関わっているとするのがゾイドワイルドZEROの新たな解釈です。
第42話のあらすじ
ゼログライジスも登場し、物語が急速に進んでいく第42話。
以下、ボーマン博士とランド博士の会話をこれまでの話数も含めまとめていきます。
ボーマン博士とランド博士の会話の解説
恐竜がいた6500万年前の地球。
ここに謎の生命体としてゼログライジスとゼロファントスのゾイドコアが飛来します。
ゼログライジス達は惑星Ziのゾイドとは異なるまさに謎の存在です。
実際の生物学でも地球の生物は宇宙からきたのではないかという説があり、これを「パンスペルミア説」と言います。
ゼログライジスの設定はそういった学識も絡めたおもしろい設定かと思います。
こうして恐竜は絶滅し、ゼログライジス達も地球環境に完全には適応できず眠りにつきます。
時は流れて、ボーマン博士が地球への移民を目指す時代。
イレクトラ・ゲイト達は反乱を起こし、そのトラブルにより過去の地球に不時着します。
リジェネレーションキューブが不完全に起動。
地球でゾイドが発生し暴走。
ゾイドクライシスという大災害により、地球は一旦滅びます。
ゾイドクライシスにて滅びかけた地球人。
イレクトラ達の移民船から得た惑星Ziの科学技術を基に、地球人は脱出を計画します。
過去の地球人が宇宙へ脱出し、過去の惑星Ziに降り立ったのではというのがボーマン博士の仮説です。
過去の惑星Ziなのでボーマン博士の時代と異なり惑星Ziは滅びていません。
惑星Ziのゾイドは降り立った地球人科学技術で飛躍的に進歩したという設定はシリーズ共通です。
こうして地球と惑星Ziの関係性はループしていきます。
そして今回、リジェネレーションキューブを再起動させる中で、ゼログライジス達が目覚めるに至ります。
おわりに
ゾイドワイルドシリーズは舞台が地球であることも今までにない特徴の1つです。
さらに6500万年前の地球や、タイムスリップにより過去や未来の設定を作ることで、
自分達の地球にゾイドの歴史があるのかもという子供心くすぐる臨場感を与えてくれます。
このワクワク感はゾイドワイルドZEROならではの魅力の1つだと思います。