初代アニメである「ゾイド -ZOIDS-」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
バンVSレイヴン初戦
最獣要計画「ゾイドワイルド」起動!(YouTube)より引用
ゾイド第12話「黒のオーガノイド」が、バンとレイヴンの初対面であり初戦闘になります。
帝国軍の無線によりレイヴンが基地に戻ったことで一旦戦闘は中断となりますが、事実上バンはレイヴンに敗退となります。
解説
初の高速ゾイド対決

シールドライガーとセイバータイガー、同格の高速ゾイド同士の戦いという点でも熱い第12話。
初代アニメでかつ第12話と物語が序盤であったこともあり、まだ登場ゾイドがかなり限られていた放送当時。
シールドライガーとセイバータイガーが画面を走り回る戦闘は非常に印象的です。
この時点でバンは小型のガイサックやモルガ、やや体格が下回るコマンドウルフ、機動力が高くないレッドホーン、飛行ゾイドのレドラーやプテラスとしか戦ったことがありません。
このため同格の高速ゾイドとの戦闘は初めてであり、同クラスのセイバータイガーに機動力や立ち回りで後れをとっているバンの未熟さがわかります。
バンVSレイヴン

セイバータイガーが岩山を駆け上り、それを追いかけるシールドライガー。
そこからわざと落下して、セイバータイガーはシールドライガーを後ろ足で蹴ります。
レイヴンは地形とゾイドの性質を上手く使いながら戦い、バンはそれに翻弄されます。
バンはジークと合体した万全の状態。
一方レイヴンはシャドーと合体しておらず、また直前にゴドスの軍隊との戦闘をこなしたばかりです。
レイヴンの強さが際立ちます。
最終的にセイバータイガーがシールドライガーを踏みつけ、事実上バンの敗退となります。
助けるためにアーバインのコマンドウルフがほぼ不意打ちのように射撃を行いますが、セイバータイガーはこれを射撃で相殺しこの点も見事。
軍からの無線が入りレイヴンは場を離れますが、このまま続けていたらコマンドウルフも負傷は避けられなかったかもしれません。
バンとレイヴンの方向性
物語序盤はオーガノイドにがっつり頼るバンとオーガノイドに依存しないレイヴン。
ネタバレになりますが、この正反対の二人が正反対の方向に成長するのもゾイドという作品のおもしろさかと思います。
成長する中でバンはジークに依存せずブレードライガーの力を引き出し、コストパフォーマンスの良い戦闘スタイルになっていきます。
一方でレイヴンは自身の圧倒的な才能にかなうゾイドで戦うためシャドーありきのジェノブレイカーを手に入れ、無双することとなります。
これによりレイヴンはライバルであるバンに加え、トーマとアーバインがいる3体1の状態でも3分足らずで勝利する強キャラとなります。
しかし結果としてジェノブレイカーはシャドーと合体しないとポテンシャルが引き出せない機体となり、レイヴンの戦闘はシャドーに依存することとなります。
本編