「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
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裕太が泣いたシーン
映画予告だけ見ると「六花達やグリッドマンに何かあったのではないか」と思わせるようなシーンである裕太が涙を流すシーン。
映画「グリッドマンユニバース」本編にて、単に演劇を見て感動している裕太であったことがわかります。
しかしこのシーンは後に怪獣少女(2代目)が示唆する「虚構を信じることができる人間」の前振りとなっており、2重の振りであることがわかります。
つまり映画「グリッドマンユニバース」における裕太が涙を流すシーンは、予告で重要シーンと視聴者に思わせ、本編前半でネタシーンと思わせ、本編後半でやはり重要な示唆のあるシーンであると描く、見方が3回楽しめるシーンとなっています。
解説
予告での裕太
同じ世界線に一同が集まり、世界の危機を迎える映画「グリッドマンユニバース」。
六花への告白を控えた状態もあって、予告で裕太が涙を流すシーンはまるで六花を失ったようにも見えます。
本編前半での裕太
しかしながら、本編前半にて裕太が涙を流すシーンは描かれ、単に演劇を見て感動しただけであることがわかります。
しかも一緒に見ていた内海はまったく共感しておらず、若干ながら滑稽に描かれる裕太のシーン。
怪獣少女(アノシラス2代目)の示唆
しかしこの裕太の涙(および特撮ヒーローのDVDを見て感動する内海)が、怪獣少女が言う「人間は虚構を信じることができる」の前振りであったことが視聴者目線でわかります。
人間が実際にあったことだけでなく、物語(フィクション)を信じることができることは本作において重要なテーマでもあります。
このように考えると、裕太が涙を流すシーンはある意味本作のテーマに関わる重要シーン・伏線であったことがわかります。
「虚構を信じる人間」の解説
「グリッドマンユニバース」伏線・小ネタ一覧
参考資料