アニメ「【推しの子】」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
雨宮吾郎(あまみやごろう)の過去
アクアの前世である雨宮吾郎(ゴロー)も、母親の愛情を受けてこなかったことがわかる第23話。
さりなの死はゴローにとって、「母親」というものの理想像が壊れる出来事でもあったことがわかります。
シーンの解説
ゴローの出自
妊娠したことを隠し通すため、自宅で出産を試みたゴローの母親。
これにより母親は命を落とし、(父親も不明のため)ゴローは祖父母に育てられます。
祖母との関係は良好でしたが、(娘を失くしたことで)受け入れが悪かった祖父。
ゴローは母親の愛情や心を許せる家庭環境を経験せずに育ちます。
産婦人科医になるゴロー
アクア「母親を犠牲にして生まれてきた後ろめたさは、
結局最後まで拭い切れなかった。
進路を医大に決めた時も……本当は、外科医になりたかった。
好きな小説に出てくる医者が格好良くてさ。
憧れだったんだけど、
結局、人に合わせて生きるしか取り柄がない奴だった。
医者になった後も、無力で……」【推しの子】 | 第2期 第23話 再会(ABEMA)より引用
心の底では「(自分に母親はいなかったが)母親というものは子供のために愛情を注いでくれるものだ」といった類のイメージを持っていたと思しきゴロー。
しかしさりなの死を通して現実に直面します。
さりなの死の直前ですら、病院に駆けつけないさりなの両親。
(おそらく先輩であろう)他の医師はそういう親もいると現実的ですが、当時まだ研修医のゴローにとっては深く傷つく出来事だったでしょう。
本編の解説
参考資料