アニメ「【推しの子】」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
GOAの名言
リライティングってのは、地獄の創作だよ。
【推しの子】 | 第2期 第13話 伝言ゲーム(ABEMA)より引用
前回以上にGOAの苦労がわかる第13話。
原作の改悪が批判されがちな昨今において、脚本家目線で描かれるこの第13話は考えさせられるシーンかと思います。
単純に「誰が悪い」という悪者を決めるのではなく、もっと高い解像度で創作というものを考えさせてくれる「【推しの子】」。
解説
GOAを攻めるアビ子
うちの子達は、こんな馬鹿じゃないんですけど!
(中略)
この人ちょっと、創作者としてのセンスが
【推しの子】 | 第2期 第13話 伝言ゲーム(ABEMA)より引用
アビ子としても一生懸命作った作品に対する思い入れ、何度も依頼しても反映されない修正に鬱憤が溜まっていたのでしょう。
しかしGOAの人の良さを見た後だと、アクアの言う通り「子供みたい」な感情的な言動と思えるアビ子。
脚本家の地位
脚本家の地位って、君達が思ってるよりずっと低いんだ。
上の人がなんか言ったら、簡単に首をすげ替えられる。
こんなのはね、よくあることなんだ。
いいものを作ろうと真面目にやっても、
原作者の趣味と少し違えば、憎まれ嫌われ。
つまらなかったら、ファンから戦犯のように晒し上げられて。
面白かったら全部原作の手柄。
プロデューサーの趣味を捩子捻じ込まれて、
大手事務所には出じろを増やせと圧をかけられて。
それでも、作品として成立するように作らなくちゃいけない。
リライティングってのは、地獄の創作だよ。【推しの子】 | 第2期 第13話 伝言ゲーム(ABEMA)より引用
脚本家の苦労がわかるGOAの言葉。
このあとクレジットを消すこともできない状況も許容するGOA。
ほんとに人が良く、だからこそ気苦労が多いだろうなと思います。
落ち込むGOA
原作は本紙で1話から読んでいる。
他の仕事のスケジュールずらしてまで受けた仕事。
いい舞台になるように、魂込めて脚本書いた。
どんな深夜にリテイクが飛んできても、秒で作業した。
無茶な注文にも、熱出るほど頭捻って対応した。
寝る間を惜しんで、タイムリミットギリギリまで粘った。
頑張ったつもり、なんだけどな……
ちくしょう……【推しの子】 | 第2期 第13話 伝言ゲーム(ABEMA)より引用
アビ子や編集者、誰かを罵る言葉ではなく、「ちくしょう」という言葉を絞り出す様子にGOAの人の良さがうかがえます。
本編の解説
参考資料