アニメ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
「おもしれー女」とは？
「女子高生の無駄づかい 第4話 まじめ」（Abema TV）より引用
「おもしれー女」とはインターネットミーム（ネットで広まったネタ）です。
このため厳密な定義はありませんがおおむね「俺様系イケメンが、平凡と思しきヒロインの個性を見出し興味を持つ」際のセリフ、あるいはそういった恋愛漫画の典型的な展開を指します。
概念自体は「花より男子」をはじめ恋愛漫画のテンプレートとして古くから見られますが、これをネタ・言語化したのは「女子高生の無駄づかい」ではないかと考えられます。
ちなみに表記も諸説あり、「おもしれぇ女」とする場合もあります。
解説
「おもしれー女」の意味
「女子高生の無駄づかい 第10話 ろぼ」（Abema TV）より引用
冒頭で述べた通り「おもしれー女」とは、俺様系イケメンがヒロイン（あるいは女性キャラ）に対して「おもしれー女」と言うあるある展開をネタにしたものです。
例えば恋愛漫画。
学校中の女子生徒が憧れる男子生徒がいるとします。
しかしその男子生徒はイケメンで勉強・スポーツも万能。家もお金持ち。
誰もが羨むその男子生徒はモテ過ぎて周囲の女性にはまったく興味を持てません。
そんな中、その男子生徒に照れることも圧倒されることもなく、あくまで等身大に接するヒロイン。
そんなヒロインに男子生徒は今までの女子生徒とは違う何かを感じ興味を持ちます。
それは恋愛感情ではまだないものの、確実に男子生徒の気を引く何かとなります。
男子生徒はその女子生徒を「おもしれー女」と形容します。
要するに「おもしれー女」とは完璧イケメンの男子が平凡な女子に興味を持つ「ご都合主義展開」の象徴と言えます。
「おもしれー女」の元ネタ
「女子高生の無駄づかい 第1話 すごい」（Abema TV）より引用
恋愛漫画によくあるこういった展開を、「おもしれー女」というセリフでネタ化したのは「女子高生の無駄づかい」という作品ではないかと考えられます。
アニメでは第１話、バカ（田中）が自分に都合の良い妄想の中で「おもしれー女」展開を連発します。
少女漫画を中心によくある展開を、言語化してネタにしたことが、共感を呼びネットで広まった背景ではないかと考えられます。
