「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
第39話「天才との対決!でるか必殺技」
アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」の第39話「天才との対決!でるか必殺技」。
おそらくレッツ&ゴーWGP編における3大神回の1つと思います。
マグナムダイナマイト初登場のインパクトが強い回ですが、それでもビートマグナムが1位を取れないシビアな展開が、物語のおもしろさを引き出しています。
各シーンの解説
レース解説
今回のレースは上位5台にポイントが与えられる、世界グランプリの王道パターン。
コースはストレートが比較的多いため一見ベルクカイザーが有利なような気もしますが、距離と傾斜のきつい坂道やオフロードがあるなど、完全にベルクカイザー有利というわけではありません。
そういう意味では、両者どちらのホームでもない中間的なコースと言えます。
ビクトリーズとアイゼンヴォルフのレースはこれで3戦目。
(以前の2戦は2軍との戦いでしたが。)
1戦目はシンプルなオンロードコース、2戦目はアイゼンヴォルフのホームコース、そして今回の3戦目。
ビクトリーズの自国開催である点も踏まえると、妥当なレース設定と言えます。
ビクトリーズの善戦
マグナムダイナマイトゆえに豪とビートマグナムの印象が強い第39話。
しかし見どころはそこだけでなく、今回はビクトリーズ全員がゾーンに入っていると言えるくらい、力を出し切ったレースだったと言えます。
高スペックのベルクカイザーにスリップストリームで懸命についていきながら、ギリギリまで走りを温存します。
何かとミスやリタイヤが多い藤吉も今回は申し分なく善戦。
小回りが利くスピンコブラとハリケーンソニック、2台のコーナリングマシンがツヴァイフリューゲルを阻止。
そして高速マシンであるネオトライダガーが最後のストレートでポイントを狙います。
プロトセイバーEVOがトライダガーと共にポイントを取りに行く役割の担ったのは正直なところ消去法からでしょうが、チームのNo2であるシュミットをマークするのがJである点に、万能型の強みと確かな実力を感じます。
ツヴァイラケーテ初登場
マグナムダイナマイト初登場
ビクトリーズVSアイゼンヴォルフ1軍の勝敗
マグナムダイナマイトによりツヴァイラケーテを崩されたものの、ギリギリまでビートマグナムのスリップストリームで温存し、ベストなタイミングで抜き返したベルクカイザー。ミハエルの嗅覚のすごさがわかります。
しかしながら、1位ミハエル、2位豪、3位リョウ、4位アドルフ、5位Jとなっており、ミハエルの無敗神話は健在なもののビクトリーズが勝利します。
豪の活躍は言わずもがなですが、特筆すべきはツヴァイラケーテで差を付けられながらもきっちりアドルフを抜き返したリョウでしょう。
このリョウの3ポイントは大きかったと言えます。
マグナムがリスクのある超高速マシンであるならば、ネオトライダガーは安定性のある信頼の高速マシンと言えます。
こうしてミハエルの連勝を止めるという「勝負」には負けましたが、チームとしての「試合」には勝ったビクトリーズ。
しかしながら、今回のレースは烈・藤吉・リョウ・Jのマシンの頭打ちを証明した回でもあると言えます。
おそらく120%の力を出せたビクトリーズに対し、アイゼンヴォルはまだまだ余力がある様子。
ファイナルステージに向けてビクトリーズ4人の強化イベントがここから始まっていくのも、WGP編のおもしろいところと言えます。
前後のあらすじ
補足記事