「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第23話「先手必勝!スタート勝負!?」
アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」の第23話「先手必勝!スタート勝負!?」。
大人の小賢しさを子供に強制させることについて、批判的なメッセージがある回です。
アイゼンヴォルフの2軍チームと、初代マシンであるベルクマッセの最後のレースになります。
派手さはないものの、かつての自分を重ね合わせてか「大人の言いなりになる」アイゼンヴォルフに憤りを示すJが印象的な回でもあります。
各シーンの解説
戦績が悪くあとがないクラウス
ビクトリーズと異なり、オーナーの権力が強いアイゼンヴォルフ。
このあたりはロッソストラーダと同様の気質がうかがえます。
戦績が振るわず立場が危うい、2軍監督のクラウス。
大きい鼻と顎がどこか手塚治虫の作画を彷彿とさせる気がします。
勝つために、「意図的なフライングで相手のペナルティを誘う」というフェアでない作戦をとります。
エーリッヒとJの名言
エーリッヒ(監督、僕がこのレースに出るのは、
他の4人を走らせてあげたいからだ。
あなたのためじゃない)(中略)
クラウス「エーリッヒ、返事がないぞ」
エーリッヒ「したくありません。
僕は、僕の走りを全うするだけです」(中略)
J「監督の作戦なら、なんでも君は従うのかい!?」
アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第二十三話「先手必勝!スタート勝負!」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)(youtube)より引用
板挟みになって辛い状況のエーリッヒ。
事情を知らないJは「大人の言いなりになるアイゼンヴォルフ」を全面的に批判します。
ソニックの追い上げ
スタートで遅れながらも、リスクのあるコースで差を詰めたソニックとプロトセイバーはさすがと言えます。
2軍チームのリタイヤ
一方、単純な実力でリタイヤとなった2軍チーム。
リタイヤせずベストタイムで完走することは、難しく大切であることが改めてわかります。
残念な藤吉
一方で、第21話の活躍はどこにいったのかと思えるほど残念だった今回の藤吉。
焦ってマシントラブルを起こし自滅します。
タイトコーナーをタイムロス少なく走破するテクニカルマシンであるスピンコブラは、本来ソニックやプロトセイバーのような着実にタイムを削る走りが正解だったのかもしれません。
クレッセン(ハインツ)の名言
エーリッヒさん、あなたのように、
嫌なことは嫌と言えるレーサーに、
きっとなって見せますよ。アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第二十三話「先手必勝!スタート勝負!」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)(youtube)より引用
最後の追い上げで、2軍の中で比較的印象的なキャラとなったクレッセン。
本編では「クレッセン」とファイターから呼称されるものの、後のファンブックなどでは「ハインツ」となっていてややこしい人物。
いずれにせよクレッセンの最後の言葉が第23話の象徴と思えます。
前後のあらすじ
補足記事