「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
「ホワイトマン」伏線や解説
おいしい給食 Road to イカメシ(TVer)より引用
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」の劇中劇、「ホワイトマン」について見ていきます。
解説
神野ゴウとホワイトマン
「Road to イカメシ」の終盤、同窓会のシーンにてホワイトマンの人形を神野に渡し「お前だ」と伝える甘利田。
このことより、ホワイトマンのモデルは神野ゴウであることがわかります。
ドラマseason1にて、カレーライスをアレンジせずに食べるつもりであったことを言及していた神野。
ホワイトマンの「僕にとってカレーはカレーです」というセリフや、演劇自体の結末(カレーライスにはすでにカレーがかかっているということに気づく)も、給食のカレーライスをアレンジせず食べた神野にインスパイアされていると考えられます。
season1にて神野は給食の誤配送を他校の教師に指摘したにもかかわらず、一方的に非難されます。
演劇「ホワイトマン」は、純粋に給食が好きな神野と、その神野が何かと非難されてしまうことへの問題提起が含まれているのかもしれません。
粒来ケンとホワイトマン
甘利田からアドリブを禁止されていた粒来は、演劇終了後に自分の考えを伝えます。
「無敵」というのは誰とでも仲良くなれることであると考える粒来。
この考えに給食嫌いであった峰岸マルコは気づきを得て、後に給食嫌いを克服します。
ホワイトマンの人形
劇中にてホワイトマンが友達にあげているとされる、小さなホワイトマンをかたどった人形。
「ホワイトマン」では「友達」というワードが度々登場します。
演劇「ホワイトマン」は甘利田が神野をモデルに考えた演劇ですが、その内容には(甘利田と友達になりたいとする)粒来の考えも影響を与えていると思います。
教師と生徒という立場を超え、純粋に甘利田と友達になりたいと思う粒来。
はじめはその考えに共感できなかった甘利田ですが、給食を通してその考えを次第に理解していきます。
「ホワイトマンが友達にあげる人形」を、甘利田が神野にあげたことはまさにその表れと言えるでしょう。
「ホワイトマン」について
