アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
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無限を生み出す五条の術式
俺に近づく物はどんどん遅くなって、
結局俺まで辿り着くことはなくなるの。呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第26話 懐玉-弐-(ABEMA)より引用
呪術廻戦の第26話にて、自身の術式「無下限呪術」を「収束する無限級数」と表現した五条。
解説
「収束する無限級数」とは?
無限。
アキレスと亀だよ。
勉強は大事って話。(中略)
俺の術式はさ、
収束する無限級数みたいなもんで、
俺に近づく物はどんどん遅くなって、
結局俺まで辿り着くことはなくなるの。呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第26話 懐玉-弐-(ABEMA)より引用
「収束する無限級数」とは、端的には「無限に繰り返しても有限である計算」のことです。
例えば、「毎日リンゴを1個食べる」ということを無限に繰り返すと、当然食べたリンゴは無限の数になります。
しかし、例えば今日、目の前にある1個のリンゴの半分を食べるとします。(つまり0.5個)
次の日、残りの半分のリンゴの半分を食べます。(つまり0.25個)
次の日はその半分(0.125)、その次の日はその半分(0.0625)と永遠に「残ったリンゴの半分」を食べ続けます。
実際に計算すると実感しますが、「リンゴの半分を食べる」という計算は、永遠に食べ続けてもリンゴ1個丸々がなくなることはありません。
この計算は無限に行えるにもかかわらず、合計は必ずリンゴ1個未満になるという有限の結果となります。
五条の術式「無下限呪術」は、このような「収束する無限級数」を生み出し相手の攻撃を「アキレスと亀」の状態します。
無下限呪術による攻撃の防御
五条の術式「無下限呪術」は、有限の世界に無限を生み出すことができます。
先述の通り「収束する無限級数」とは「無限に繰り返しても有限である計算」です。
五条の「無下限呪術」はこの収束する無限級数を現実に生み出す、つまり有限である空間に無限を適用させます。
相手の攻撃は五条に近づけば近づくほどどんどん遅くなり、五条本人に辿り着くことは永遠にありません。
これにより五条は相手の攻撃を全方位から防ぐことができています。
本編の解説
五条の技の解説
参考資料