アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレをやや含みますのでご了承ください。
虎杖&釘崎VS壊相&血塗
呪術廻戦の第2クールの最終回にあたる第24話。
釘崎の作画の良さと活躍が印象的な回です。
第1クールおよび第2クールを通して見ると、
釘崎の活躍回は初登場の第3話、交流会の西宮戦である第17話、そして芻霊呪法の特性が活かされるこの第24話ではと思います。
解説
戦闘シーン
自分の体の一部(血)を使う壊相&血塗。
相手の体の一部を介して攻撃できる釘崎。
壊相&血塗の術式は血を浴びた相手を問答無用で分解する「当てれば勝ち」の強力な術式。
しかし相性は釘崎がかなり優勢です。
釘崎の術式である「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」にはいくつかの技があり、そのうちの1つが「共鳴り」。
相手の欠損部位を介して心臓に直接攻撃ができます。
しかし特級相当の壊相&血塗を共鳴りのみで仕留めるには至らず。
これは釘崎の実力および、血液という比較的希少価値が低い部位で共鳴りを行っているゆえかと。
術式を解除しないと全力で戦えない壊相。
本来は満身創痍になっても術式を解かない方が確実に勝てるのですが、
苦しむ弟(血塗)を見て、理屈ではなく感情で術式を解除、全力で戦闘に望みます。
しかしこれが敗因に。
分解の痛みもなくなった釘崎は、極限状態の中で初めての黒閃を経験します。
「芻霊呪法」のもう1つの技である「簪(かんざし)」。
釘に時間差で呪力を流し、内部から攻撃します。
これにより血塗は命を落とします。
悲しみを浮かべる壊相が、敵ながら非常に切ないシーンです。
味方サイドながらなかなかの悪役顔の釘崎。
このあたりの演出も呪術廻戦のダークな雰囲気を表しているなあと。
虎杖との会話
虎杖「初めてなんじゃねえかと思って。
祓ったんじゃなくて、殺したの」釘崎「あんたは?」
虎杖「俺は前に1度、いや、あれを1度って言うのはズルか。
3人だ」釘崎「私よりあんたのほうが大丈夫じゃないでしょ。
私はぶっちゃけなんともない。
術師やってりゃこういうこともあるんでしょ。
伏黒じゃないけどさ、結局助けられる人間なんて限りがあんのよ。
私の人生の席っていうか、そこに座ってない人間に、私の心をどうこうされたくないのよね。
冷たい?
ま、あんたみたいに、自分で椅子持ってきて座ってる奴もいるけどねぇ。
フォローするわけじゃないけど、呪霊か呪詛師か気にしてる余裕なかったじゃん。
人間だとして、あのレベルのを長期間拘束する術はない。
わかってんでしょ?」虎杖「でも、あいつ泣いたんだよ。
目の前で弟が死んで」釘崎「そっか」
虎杖「俺は自分が、釘崎が助かって生きてて嬉しい。
ほっとしてる。
それでも、俺が殺した命の中に、涙はあったんだなって。
それだけ」釘崎「そっか。じゃあ、共犯ね。私達」
呪術廻戦 第24話「共犯」(GYAO!)より引用
二人の会話も深い第24話。
サブタイトルの意味もここで回収です。
補足記事
参考資料