荷電粒子砲の空中発射
ジェノブレイカーが空中で荷電粒子砲を打てるのは、パイロットの優れた技量による応用的な技であると考えられます。
ジェノザウラー同様ジェノブレイカーはフットロック(アンカー)が装備されており、通常の発射ではその反動のため機体の固定が必要となっています。
解説
レイヴン仕様のジェノブレイカー
スラスターの推進力で荷電粒子砲発射の反動を相殺するレイヴンの技量は、バン達を圧倒、絶望感を演出した神シーンの1つと言えます。
アニメのジェノブレイカーはバトルストーリーのジェノブレイカーよりも高いスペックで描かれています。
しかしレイヴン仕様のジェノブレイカーが荷電粒子砲発射の反動をまったく受けないかと言えばそういうわけではないでしょう。
ジェノブレイカーが空中で荷電粒子砲を打てるのは、レイヴンの天才的な技量が無理矢理可能にしているということなのだと思います。
バトルストーリーでの活躍
アニメとは異なった世界観で描かれるゾイドバトルストーリーにおいても、空中でジェノブレイカーが荷電粒子砲を発射するシーンはわずかに登場します。
しかしながら、これもパイロットの技量による応用的な操作である印象は否めません。(でなければそもそもフットロックがジェノブレイカーに装備されてることはないでしょう)
アニメでの活躍
アニメではブレードライガー・ライトニングサイクス・ディバイソンの包囲網でアンカーを破壊されたジェノブレイカー。
しかしフットロックを狙われていたことをレイヴンは早々に気づいており、どこかレイヴンはフットロックを壊してあげさせた感も否めません。
それでも自分は勝てるのだと周囲に伝えているような余裕がうかがえます。
ジェノザウラーの際もパルスレーザーと荷電粒子砲を同時発射し、一度は敗れたブレードライガーのシールドを突破したレイヴン。
またダークホーンを操縦した際は意図的にガトリングをパージして口に加えて扱いました。
レイヴンは基本的なゾイドの操縦はもちろんのこと、装備を想定されている以外の使い方で扱うセンスとそれを可能にできる技量を持っています。
おそらくスラスターの強力な推進力が、荷電粒子砲発射の反動を相殺できることは早期に気づいていたのでしょう。
ただでさえ不安定な空中で荷電粒子砲の反動にスラスターの出力をぴたりと合わせるレイヴンの技量は悪魔的な強さと言えます。