ゴットの法則とは? ~存続期間を予測する~

地球はあとどのくらい存在できるのでしょう?
iPhoneはあとどのくらい市場に存在し続けるでしょう?

物には始まりがあり必ず終わりがあります。
「いつ終わりがくるのか」というのは私達の関心ごとの一つです。

終わりがわかれば私達はそこから逆算して今日の行動を決めることができます。
一方で「確実な未来」というものは誰もわからないというのも世の中の真理です。

だからこそ、私達はあの手この手で予想をするわけです。


ゴットの法則とは?


ゴットの法則とは、それがいつ終わるのか。
それがいつまで存在できるのかをざっくり予想するための法則です。

今まで存在していた期間を「存続期間」とします。

ゴットの法則を適用すると、
60%の確率でその存在は最低で「存続期間÷4」、
最高で「存続期間×4」の期間は存在すると予想します。

例えばあなたの家に4年間使っている洗濯機があるとします。
4÷4は1です。4×4は16です。つまり
4年間使った洗濯機は、60%の確立で最低でもあと1年は使えます。
そして最長であと16年は使える予想が経ちます。


ゴットの法則のパターン


ゴットの法則は存続期間から数字を割ったりかけたりして予想値を出します。
どんな数字を使うかでその予想の確実性が変わります。

先ほど紹介した4の場合は60%の確立でした。
その他のパターンも含めて紹介します。

「存続期間÷3」~「存続期間×3」は50%の確率
「存続期間÷4」~「存続期間×4」は60%の確率
「存続期間÷39」~「存続期間×39」は95%の確率



ゴットの法則の気をつけるところ


ゴットの法則には気をつける点があります。

ゴットの法則を使わずとも終わりがすでに予測できるよなことに計算式を適用しても有益な答えは出ません。
ゴットの法則は予想がつかない抽象的な物事に効果を発揮するのです。

例えば人の寿命。
人間の寿命というのは最大でも125歳くらいというのがすでに定説です。
今40歳の人がゴットの法則によりあと最長160年生きるという仮説を立ててもあまり意味はありません。

例えば自分が持っているスマホのバッテリー。
バッテリー残量は別にゴットの法則を使わなくてもあとどのくらいもつかは簡単に予想がたちます。

ゴットの法則は様々な要因が影響すると考えられ、
まだ実際にそれが起こったことがないような事柄を予測するのに役立つのです。



ゴットの法則から学ぶこと


「確実な未来」は誰にもわかりません。
しかし私達は家族のことやビジネスシーンでしばしば未来のことを考えないといけないときがあります。

そのようなときに当てずっぽうで未来予想するよりはいくらか合理的に物事を判断したいものです。

ゴットの法則は不確実な未来に対する選択の助けになってくれるかもしれません。






【参考文献】
Ron Hale-Evans『Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル』オライリー・ジャパン、2007年