アニメ「炎炎ノ消防隊」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第19話「地下への」レビュー
アニメ「炎炎ノ消防隊」第19話「地下への」。
第8が白装束のアジトに突入する回です。
炎炎ノ消防隊は炎を扱うアニメで、そのため舞台は暗い方が映えるのですが、毎回夜に戦うわけにもいかないです。
だから自然とシチュエーションを暗い場所にするとより良いのですが、
毎回炎が映える暗い舞台への導入が自然でうまいなあと感じます。
今回も、今は使われていない地下鉄に敵のアジトがあるという展開は世界観からみて自然ですし。
あらすじ
リヒトの調査によって白装束らのアジトが判明する。そこは、聖陽教が禁忌の地とする「地下(ネザー)」と呼ばれる場所だった。地下鉄道の遺構から暗闇に閉ざされ「地下(ネザー)」への侵攻を試みる「第8」だったが、待ち構えていた敵の罠によって隊を分断されてしまう。マキの前にはフレイルが、そして、タマキとアイリスの前には最強の刺客が立ちはだかる。
炎炎ノ消防隊 第拾九話 「地下への」(GYAO!)より引用
主なシーンの振り返り
アバン
伝道者一派
冒頭は白装束の一味のシーン。
特殊消防隊にアジトが見つかることを、ある意味待ち構えている一同。
リサやジョヴァンニも集結しています。
シンラの過去と第8の作戦会議
幼い頃の記憶のシーンをはさみ、
第8の作戦会議。
前回のリヒトの調査から、白装束がネザー(地下)にいることを予測。
今回は消火活動ではなく戦闘であることを強調しつつも、シンラの弟を助けにいくことも念をおすオウビ。
このへんのシンラへの配慮を怠らないあたりが、ほんと理想の上司ですよね。
そしてタマキを呼び出すオウビ。
内容はまだ明かされず。
アイリスとのアドラリンク
そして夜間。
夢の中でシンラはアイリスとアドラリンクします。
今回の描写から、
アドラリンクは無能力者とも起こりうることがわかりますね。
そしてオープニングをはさんで翌朝、一同はネザーへ向かいます。
Aパート
ネザーで分断される一同
そしてネザーへ向かう一同。
本来ネザーは立ち入りが厳しく制限されていますが、第8に許可がおります。
他の隊と比べて第8の人数の少なさが役立ちました。
一同の緊張した様子はある意味で逆のようにも見えますが、
ネザー(地下)は本当に人々にとって恐怖の対象であることもわかります。
このへんの世界観というか文化がおもしろいなあと。
そして煙幕の中で分断されます。
リヒトを追うかたちでシンラ。
アイリスとタマキと偽のタマキ。
ヴァルカンとオウビ。
マキが一人に。
アーサーとヒナワの所在がこの時点ではわからなくなります。
分断したそれぞれを、白装束が狙うかたちで後半へ。
Bパート
タマキの偽者とラッキースケベられ
浅草の件同様、味方になりすます白装束。
しかしタマキのラッキースケベられでアイリスは本物を見抜きます。
というかそれ以前に声でわかりそうな気もしますが。
そして白装束の刺客が登場。
マキ VS フレイル(鉄梟での初戦闘)
そしておそらく、
第19話の一番の見どころはマキの鉄梟(プスメラ・ウィッチ)を使った初戦闘ではないでしょうか。
体術を活かす鉄梟の使い勝手は抜群ですね。
タマキ VS アサルト
そして舞台は変わってタマキ VS アサルト。
女性や子供と戦うことを好まないアサルトは、悪い人には見えないですね。
言葉もストイックで、「魅力ある敵」という感じです。
シンラやアーサーと比べると戦闘では劣る描写も多く、前回の修行回にも同期ですが不参加だったタマキ。
やはりアサルトとの戦闘は劣勢の様子。
しかし、自らネザーへ第8と共に行くことを選んだことや、自分の立派に戦いたい気持ちから立ち上がります。
前半にオウビがタマキを呼びだしたのは、本来は第1所属のタマキを慮ってのことだったのですね。
ほんとオウビはいい上司。
しかし最後はラッキースケベられとアイリスと不意打ちで勝利。
ギャグ的な勝利ですが、とりあえず戦い抜いたタマキ。
おわりに
特殊消防隊においてシスターの役割のアイリス。
敵が現れタマキに「下がって」と言われると、あっけないほどすぐ下がります。
確かに戦闘要員ではないですが、同じ女性で年も近いタマキに守られて当たり前な感じはどうなのかな、「でもあなた一人じゃあ」くらいは言ってほしかったなと思っていたら、相手の不意をついて鉄の棒で攻めるときは攻める。
アイリスの自分の立場をわきまえつつ、できることはしっかりやる姿勢がなんだか好感持てます。
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