アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
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ガウマの生死
怪獣使いは怪獣とつながっていないと体が滅んでしまうというシズムの指摘通り、体が衰弱していったガウマ。
最終話では満身創痍であり命を落としたかに見えましたが、3か月後のシーンで蓬の後ろのほうにガウマの姿を確認できます。
ガウマのその後は視聴者の想像に任せあるかたちで明言はされませんが、全体の流れを汲むとガウマが生きている可能性が随所に読み取れます。
解説
力尽きるガウマ
5000年前の戦闘にて命を落としたガウマ。
その後おそらくミイラとなっていましたが、怪獣の力にて現代に復活します。
しかし怪獣優生思想と異なり、ダイナゼノンで戦うガウマ。
怪獣とのつながりが希薄になり、体が徐々に衰弱していきます。
ガウマの身体の衰弱の象徴ともいえる紫の痣は最終話では体全体に広がっています。
シズムの攻撃もあり、最終話では立っているのもやっとのガウマ。
そして戦闘後、ダイナゼノンの色が抜けていくのと同時にガウマ自身も力尽きていきます。
このときにホトトギスの鳴き声が。
ホトトギスの鳴き声は第1話でガウマが登場した際も聞こえており、ガウマの命の始まりと終わりを象徴しているような演出となっています。
ガウマが生きているかもしれない可能性
以上のように明らかに命が尽きたかのように見えたガウマですが、3か月後のシーンで明らかにガウマの存在を意識させるシーンがあります。
蓬の気のせいともとれなくないですが、このシーンでもホトトギスの声が聞こえており、ガウマの再復活を思わせる演出となっています。
空で別れた光
さらにもう少し前のシーンに戻ると、戦闘直後に分かれた空の光も意味深です。
空で分裂する6個の光は、前後のシーンも含めるとダイナゼノンから出てきた蓬達であることが予想できます。
このとき、丸い光に包まれて空を浮いていたのは蓬・夢芽・暦・2代目となっています。これで4つ。
残り2つの内1つは、中心部の光であるダイナゼノンとそれを抱えるグリッドナイト&ゴルドバーンと考えられます。
残り1つ、他の5つよりも早いペースで下に落ちていく光。
この光だけやけに他の光と距離を取って下降していきます。
この光がガウマなのかもしれません。
このように考えると、ガウマがまだどこかにいる可能性があります。
コンピューターワールドで復活するガウマ?
クライマックスにて、ナイトや2代目が住むコンピューターワールドにて復活したと思われるダイナレックス。
ガウマが力尽きると同時に光が消えたダイナレックスの目が、再び光るのが意味深な演出です。
もしかしたらガウマは戦闘後も何とか生きていましたが、ミイラから復活したという常識の外の存在であるガウマは、やはり長くは生きていられなかったのかもしれません。
しかし蓬達の世界と異なる、ナイト達がいるコンピューターワールドでは例外であったのかもしれません。
夢芽達が墓参りをしていたときのように、蓬達を見守り、コンピューターワールドへ旅立ち、ダイナレックスと共に完全に傷を癒した。
結局は視聴者の想像に任せる展開なのでしょうが、上記のような展開を期待させる演出かなと思います。
グリッドマンユニバース(映画)でのガウマ
ダイナゼノン最終回の解説