アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
シズムの正体は?
第11話にてシズムは自身の身体に怪獣を宿していたことが判明します。
全話を通して、他の怪獣優生思想のメンバーとは異なる言動が目立ったシズム。
最終回までを踏まえると、
シズムの正体は怪獣の核であるバロックパールを自身の体内に取り込んでいた人間であったと考えられます。
解説
シズムの伏線
他の怪獣優生思想とは異なった言動が見られたシズム。
大きくは
- 怪獣の声が聞こえる
- 睡眠など生活に必要な営みの描写が見られない
の2点が挙げられます。
怪獣の声についてはジュウガが明言したことに加え他のメンバーも知っている事実であったようです。
睡眠などについては他の怪獣使いは作中で眠る描写があったのに対し、シズムのみそういったシーンがありません。
また本人が「本当の怪獣使いは寝たりしない」と独り言を言った点からも伏線が強調されています。
こういった点から、放送当時、シズムは実は怪獣なのではないか、異世界からきた黒幕(例えば原作を意識してカーテンジファー)ではないのかといった憶測が視聴者の中でありました。
シズムの正体
1話から最終話全て含め、結局はシズムが人間以上の何か超越した存在である描写はありませんでした。
しかしシズムが他の怪獣優生思想とまったく同じ立ち位置だったのかというとそうではなく、
シズムは怪獣の核であるバロックパールを体内に取り込み、蓬と夢芽の情動を使い直接怪獣を育てていました。
怪獣を操る(怪獣とつながる)際、ムジナ達は睡眠を忘れるほどの身体状況になる描写がありました。
これらから、怪獣とつながると操った側にも何らかの影響が出ることがわかります。
シズムは体内に怪獣を宿していたため、睡眠などの生活に必要な営みから解放されていたと考えられます。
また怪獣を宿し怪獣に近い存在であったからこそ、怪獣の声を聞くことができていたと考えられます。
シズムが人間である理由
怪獣の声が聞けたり最終回では自身が怪獣となり戦ったシズムですが、シズムは怪獣だったのではなくあくまで怪獣を宿した人間だったと考えられます。
他の怪獣優生思想とは明らかに立ち位置が異なったシズムですが、作中で万能だったかというとそうでもない描写が目立ちます。
怪獣の発生原理は知っていても自分で怪獣は生み出せなかったり、他のメンバー同様ゴルドバーンをつかむことができなかったり、できることに限りがあったようです。
これらからも、思想が強く怪獣に寄っているもののあくまで人間であったことが考えられます。